インドに栄えたマヒシュマティ王国の国王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、王位継承争いに敗れた従兄弟のバラーラデーヴァによる邪悪な策略で王座を奪い、さらに生まれたばかりの息子とともに命を狙われる。時を経て、自らが伝説の王バーフバリの子であることを知った若き勇者シヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む―。昨年12月の公開以来ロングランの大ヒットとなり、ファンの声に応える形で、インターナショナル版よりも26分長い本国インドで公開されたオリジナル完全版(167分)の日本公開が決定した。
昨年12月の『バーフバリ 王の凱旋』公開時にはあっという間に完売し、増刷に増刷を重ねたパンフレットだが、今回『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』の公開を記念して、“圧倒的な豪華さ”と“強烈なボリューム感”、そして“美麗なデザイン”の永久保存版にして、まさに“劇場パンフレット界の王”と言うべき豪華絢爛劇場パンフレットの発売が決定した。パンフレットは31日(木)より発売される。
『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』劇場パンフレット
ページ:オールカラー48P
価格:1,000円(税込)
収録内容:
●注釈つき<完全版>シナリオ採録(採録・注釈:安宅直子)
●JOYSOUNDカラオケ版カタカナ歌詞
●設定画集
●ポスターギャラリー
●S.S.ラージャマウリ監督インタビュー(インタビュアー:江戸木純)
寄稿:
●「『ムトゥ』発『きっと、うまくいく』経由『バーフバリ』行き~日本におけるインド映画」(松岡環/アジア映画研究者)
●「『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』にみる伝統音楽と「南インド映画音楽」事情」(小尾淳/大東文化大学助教・インド芸能研究家)
●「幻のテルグ映画を求めて」(松沢靖/元映画配給者)
●その他、解説、物語、キャスト・スタッフ・プロフィールなど
パンフレット収録の「S.S.ラージャマウリ監督インタビュー(インタビュアー:江戸木純)」一部抜粋
―『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』は、これまで日本で上映されてきたインターナショナル版とどこが違い、また監督としてどこを見て欲しいと思いますか?
S.S.ラージャマウリ(以下、SSR):インターナショナル版はテンポやスピード感を意識し、
ノンストップのジェットコースターに乗っているような感覚で楽しんで欲しいと思って編集しました。一方、<完全版>では、ぜひ物語の機微や余韻、奥行きをじっくり味わっていただきたいと思います。両者は短縮版とノーカット版という関係ではありません。私としてはどちらもそれぞれに完成された作品として自信があり、甲乙はつけられません。ぜひ両方を楽しんでいただければと思います。
―日本で両バージョンが上映されるようになったことをどうお考えですか?
SSR:とにかく日本の観客の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。インドとは違う文化圏の日本でこの作品がこれだけ理解され、愛されたことは本当に驚きです。『バーフバリ』2部作は世界中でヒットしましたが、観客層の大部分は世界中に住むインド系の方々でした。当然両バージョンを上映する国は日本が初めてです。私たちは『バーフバリ』が語る物語が普遍的で万国共通のテーマを持った世界規準のものだと信じ、プロジェクトを進めてきましたので、それが証明されたことも嬉しいです。
映画『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』は2018年6月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開!
監督・脚本:S.S.ラージャマウリ
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、サティヤラージ、ラムヤ・クリシュナ、タマンナー、ナーサル
配給:ツイン
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