舞台挨拶の前に行われた“虹入れセレモニー”で、それぞれのカラーのペンキを持ち、虹を完成させた4人。「初めてペンキを塗る」という中川に、「初めてじゃないとは言えない・・・」という高杉。「俺の黄色に入ってる!」と高杉が指摘したりと、劇中さながらの仲の良さを窺わせるイベントとなった。
続けて舞台挨拶に登壇した8人のキャストと監督。特に男性キャスト4人は、佐野以外はお互い共演の経験があり、さらにクランクイン前にもリハーサルなどを行ったということで「(クランク)イン前からみんなで仲が良かった」と振り返る佐野。しかし、そんな佐野に対して「パフォーマーとして、広いコンサート会場で踊っている印象があった」と一歩引いてみていた様子の中川は「すごいフランクで、腰が低くかった」と予想とは違った佐野の対応に驚いた様子。
10~11月ごろの1か月間でいくつもの季節を演じる必要があった撮影だったが、特に「プールのシーンが過酷。肌寒い中で6時間以上プールに入って、浮いてセリフを言うんですけど、なかなか浮けなかった」と明かし、「制服にビート板を仕込んだ」と苦労があったことを窺わせた中川。しかし、「過酷なものを乗り越えたので一つになれた」と笑顔も見せた。
さらに寒い時期に夏の縁日の撮影もあり、息が白くならないようにかき氷を食べたという高杉。しかし、このかき氷は「舌に色がついてしまう」ということでシロップがかかっていないものだったと苦笑いする佐野。そんなキャストたちに飯塚監督は「愚痴が止まらない」と苦笑い。しかし、撮影後には男性キャストと飯塚監督が高杉の宿泊する部屋に集まる機会もあったようで、「ホテルに据え置き型のゲーム持ってきてるんですよ」と明かす中川。高杉は「みんなでやりたかったんですよ」と劇中で演じるつよぽんさながらの気遣いを見せた。
イベントでは、男性キャストが観客に向けて“本気の告白”を披露する場面もあり、1番手の横浜が「この後、うち来る?」と言うと、観客からは「行く行く!」とレスポンスが返ってくるなど観客とともに楽しんだ。また、高杉は「俺が幸せにするので付き合ってください!」と本気の告白を見せ、これには観客からも歓声が沸き起こった。
さらに佐野は「ずーっと見てるよ。ずーっと見てるよ」と目を見開いて観客を見つめ続け、観客からは悲鳴が上がるほどだった。そして中川は、“『虹色デイズ』を好きな女の子と観た帰り道”というシチュエーションを披露するなど大盛り上がりとなった。
累計300万部突破の超人気少女コミック「虹色デイズ」。<男子高校生4人組が主人公>という斬新かつ異色な設定が人気となった本作は、性格も趣味もバラバラだがいつもつるんでいる、ちょっとおバカでお騒がせなイケメン男子高校生たちの“友情”と“恋”を描く青春ストーリー。監督は『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』『大人ドロップ』の飯塚健。個性豊かな高校生たちのリアルな感覚と青春の輝きをセンス溢れる映像で作り上げる。主人公となる男子高校生を演じるのは、佐野玲於、中川大志、高杉真宙、横浜流星らいま最も人気と勢いのある4人の若手俳優たち。
【取材・写真・文/編集部】
映画『虹色デイズ』は2018年7月6日(金)より全国で公開!
監督:飯塚健
原作:水野美波「虹色デイズ」(集英社マーガレットコミックス刊)
出演:佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中川大志、高杉真宙、横浜流星、吉川愛、恒松祐里、堀田真由、坂東希(E-girls/Flower)/山田裕貴、滝藤賢一
配給:松竹
©2018『虹色デイズ』製作委員会