切なくも愛おしい珠玉のラブロマンス『Mon Ange(原題)』が『エンジェル、見えない恋人』の邦題で10月13日(土)より公開されることが決定した。

本作は、目に見えない存在として生まれた青年“エンジェル”と盲目の少女“マドレーヌ”が惹かれあう、切なくも愛おしい珠玉のラブロマンス。世間との接触を絶ち、施設の中で母親の手により育てられたエンジェルは、ある日盲目の少女マドレーヌと知り合う。エンジェルの秘密に気が付かないマドレーヌだが、次第に二人は心惹かれ合っていく。そんな時、マドレーヌは目の手術を受けることになるが―。

製作は『神様メール』(2016)、『トト・ザ・ヒーロー』(1991)を手掛けたジャコ・ヴァン・ドルマル。監督はジャコ・ヴァン・ドルマルの作品をはじめ、ジャン=リュック・ゴダール監督の『フォーエヴァー・モーツアルト』(1996)など数多くの作品に俳優として出演しているハリー・クレフェン。監督としては、短編映画『Sirènes』(未/1990)でデビューし、『Abracadabra』(未/1993)や、『Trouble』(未/2005)などを監督。

盲目の少女マドレーヌを演じたのは本作で女優デビューし、本作の撮影後ポール・ヴァーホーヴェン監督の『エル ELLE』(2016)にも出演したフルール・ジフリエ。エンジェルの母、ルイーズを演じたのはハル・ハートリー監督の『シンプルメン』(1992)、『愛・アマチュア』(1994)や、スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』(1993)や『バスキア』(1996)、『ロング・エンゲージメント』(2004)、『ダーク・ウォーター』(2006)、『わたしたちの宣戦布告』(2011)など数多くの映画に出演しているエリナ・レーヴェンソン。

パートナーが謎の失踪を遂げ、悲しみに打ちひしがれるルイーズは精神病院に収容される。誰にも知られることなく、彼女は男の子を産み落とす。“エンジェル”と名付けられたその子は、驚くべき特性の持ち主だった――目に見えないのだ。ルイーズはエンジェルに自分の存在を決して明かしてはいけないと言い聞かせる。世界は残酷で、異質なものを受け入れてはくれないからと。ところがある日、エンジェルは盲目の少女マドレーヌと出会い、たちまち恋に落ちる。彼女は目が見えないので、正体を隠したまま愛し合うことができる。愛をはぐくみながら成長したふたり。ある日、視力を取り戻せるかもしれないとマドレーヌが告げ、ふたりの生活は一変する。

映画『エンジェル、見えない恋人』は2018年10月13日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
監督:ハリー・クレフェン
出演:フルール・ジフリエ、エリナ・レーヴェンソン、マヤ・ドリー、ハンナ・ブードロー、フランソワ・ヴァンサンテッリ
配給:アルバトロス・フィルム
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