名匠ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』の「“アディオス・ツアー”への出発」を捉えた本編映像が解禁された。

1999年に全米公開、日本でも2000年に公開し大ヒットを記録し、社会現象にもなった伝説の音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。あれから18年・・・。本作は、グループによるステージでの活動に終止符を打つと決めた現メンバーによる“アディオス(さよなら)”世界ツアーを収めた、名匠ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の音楽ドキュメンタリー。

“最後のステージ”を意識したブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの現メンバーが、“さよなら”世界ツアーを決行する。50年以上キューバとの国交を断絶してきたアメリカだが、2015年にブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのメンバーがアメリカでの初公演の時を迎える。今回解禁された本編映像では、奇跡のオルケスタ、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのメンバーが、アメリカでの“アディオス”ツアーに医者を帯同させながら向かう様子を捉えている。

映像では、当時82歳のトランペットのマヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバールが、「血圧は正常だ」とバンド付きの医者に血圧を測られるシーンも。注射をされたり、時には孫や医者に支えてもらいながら行動をする、高齢ミュージシャンならではの一幕も垣間見える。そして、祖父グアヒーロを師匠と仰ぎトランペット奏者になった孫のグアヒリートは、祖父が口笛を吹きながら居眠りをしてしまい、また目を覚まして吹き続けるといったチャーミングなエピソードも語っている。

それぞれの思いを胸に、アメリカでの“アディオス・ツアー”に参加するメンバー。空港に到着し、彼らの再生の生みの親ともいえる世界的ミュージシャン、ライ・クーダーと合流し、ついにアメリカ“アディオス”ツアーの最終章へ・・・。老いてなお情熱や艶やかさを失わない、音楽の女神に愛された彼らの姿は私たちに感動を与えることだろう。

本編映像

映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』は2018年7月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開!
監督:ルーシー・ウォーカー
出演:オマーラ・ポルトゥオンド(ヴォーカル)、マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバール(トランペット)、バルバリート・トーレス(ラウー)、エリアデス・オチョア(ギター、ヴォーカル)、イブライム・フェレール(ヴォーカル)
配給:ギャガ
© 2017 Broad Green Pictures LLC