いよいよ7月13日(金)より公開される『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の4DX®版を一足先に体験した。
公開されている各国で大ヒットスタートを切り、全世界興行収入10億ドルを突破するなど話題となっている本作。既に17の国と地域では、前作『ジュラシック・ワールド』の最終興行収入を突破している。
そして、本作は通常の2Dや3D、IMAXなど劇場の設備によってさまざまなバリエーションで上映される。中でも今回は待ち望んでいる方も多いであろう、4DX版について紹介する。前作『ジュラシック・ワールド』の公開時には、全国の劇場で導入されたばかりの新しいシステムが話題を呼び、チケット発売後、即完売を繰り返すほどの大人気となった。
今回、4DX版を体験したのはユナイテッド・シネマ豊洲(東京)。4DXが体験できるスクリーン7は104席のモーションシートがズラリと並ぶ。このモーションシートは、4DXならではの「特殊効果」が仕込まれており、「前後振動」「ミスト」「香り」「煙」「風」「フラッシュ」「雨」「フェイスエアー」などその効果を聞くだけでも、どのシーンで使われているのか思わず想像してしまうほどだ。
本作では、前作では味わえなかった「嵐」(風や水しぶきが劇場内に吹き荒れる)と「熱風」(熱風がセンサーから吹き出す)の2つの効果が追加されている。女性は特に水の効果が気になるところかもしれないが、各自のシートのカップホルダー付近には「WATER ON」「WATER OFF」のスイッチが用意されており、水の効果をOFFにすることもできるので安心だ(※「嵐」は劇場内全体での演出のため止められない、とのこと)。
本編は、前作に比べるとサスペンス色が強く感じるものだが、そこはやはり「ジュラシック・パーク」シリーズならではの“恐竜の魅力”がすべてを圧倒するところ。映画が始まる頃は“どこで揺れるのか”とか“どこで水がでるのか”などと気になって仕方がなかったものの、始まってしまえば、そこはもう“ジュラシック・ワールド”の世界だ。恐竜たちを見るとドキドキワクワクするし、その感覚をシートがより一層増してくれる。
劇中での効果については程よいものだ。冒頭から4DX感満載で展開されるが、豪雨のシーンでは雨を感じることができるがずぶぬれになることは恐らくないだろうし、3Dメガネ越しに降りかかる水、ゆらりゆらりと作品への没入感を誘う揺れ、そのすべてがまるでユニバーサル・スタジオのアトラクションに乗っているような演出だ。
また、本作では登場人物と恐竜が非常に近い距離感でいることも多く、その分シートの揺れも激しいシーンがある。実際に観ているうちにだんだんとシートから滑り落ちそうになるほどだった。4DXの注意書きにある「飲食には注意」に思わず納得してしまう。
まだ、4DXを体験したことがない方は、ぜひその初めての体験に『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を選んでみるのはいかがだろうか。4DXの魅力を存分に味わうことができるし、追加料金がかかるが、それをも納得できるほどの体験をすることができるだろう。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
スティーヴン・スピルバーグ監督が“恐竜”に命をふきこみ、かつて誰も観た事がなかったリアルでスリリングな映像体験に世界中の人々が心を躍らせ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』。そして2015年に新たに登場した『ジュラシック・ワールド』は日本でも年間興行収入No.1となる興収95億円というヒットを記録。最新作である本作では、前作に引き続き主要キャストは、恐竜と心を通わせる主人公オーウェン役にクリス・プラット、ジュラシック・ワールドの運営責任者であったクレア役にブライス・ダラス・ハワードが続投。監督はJ・A・バヨナが抜擢された。
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は2018年7月13日(金)より全国で公開!
監督:J・A・バヨナ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、B・D・ウォン、ジェームズ・クロムウェル、テッド・レヴィン、ジャスティス・スミス、ジェラルディン・チャップリン、ダニエラ・ピネダ、トビー・ジョーンズ、レイフ・スポール、ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和
© Universal Pictures