2015年6月の刊行直後から大反響を呼び、現在では累計書籍発行部数が260万部を突破した住野よるによる同名小説を長編アニメ化。主演「僕」役を俳優・高杉真宙、ヒロイン・山内桜良役を期待の若手声優・Lynnが担当。監督は牛嶋新一郎が務める。新進気鋭のキャスト・スタッフ陣が集結し、アニメーション独自の映像美により作品の世界観が表現され、美しい春がスクリーンに咲き誇る。
今回解禁された予告編は、楽しそうに高校生活を過ごす「僕」と桜良の姿と、登場人物たちが悩みや葛藤を抱え、感情を露にして泣き崩れる姿など、青春の煌めきや高校生らしい爽やかな一面とヒロインの「死」をめぐる切ない物語を予感させる内容になっている。これまで解禁されていなかった「僕」と桜良が心を通わせるシーンが多く盛り込まれており、2人の関係性にも注目だ。併せて、今若い世代を中心に絶大な人気を誇るsumikaが作詞作曲を努めた主題歌「春夏秋冬」が解禁された。一瞬一時の青春の輝き、切なさが1曲に凝縮したような楽曲に仕上がっており、主題歌が感動的な物語をさらに盛り上げてくれそうだ。
さらに、豪華声優陣の共演も話題の本作だが、主演の高杉真宙やLynnに加え、ヒロイン【桜良を支える母親】役の声優を女優の和久井映見が務めることが決定!した。和久井といえば、山田洋次監督『息子』(1991)、金子修介監督『就職戦線異状なし』(1991)、松山善三監督『虹の橋』(1993)で数々の映画賞を受賞し、本格的に映画デビューを飾ると、次々に主演ドラマや映画に出演して確固たる地位を築いてきた女優。昨年のNHK人気連続テレビ小説「ひよっこ」では、主人公が過ごす寮の舎監役を演じ、ドラマの中でも人気の高いキャラクターとなり話題となった。そんな和久井は、長いキャリアの中でも初めての劇場アニメ声優挑戦で、今回解禁された予告編でもその声を披露している。
和久井映見(桜良の母役)コメント
青春の煌めきの中、生きること。誰かを思いながら「今を生きる」こと。生ききること。そして、生き続けること。グッと考えさせられ、せつなくなりました。参加させていただけてとても幸せです。たくさんの方にご覧いただけますように・・・
制作プロデューサー コメント
―和久井映見の起用理由
桜良の母の声に求めていたのは、そのものが感情になる様な、心に深く届く声、でした。
声だけで"娘の未来の死を包み込む優しさ""観客が一緒に泣ける親近感"といった感情が感じられる方を探す中で、自分自身、過去に観た、『ひよっこ』永井愛子役の辛い中でも前を向く温かい芝居や、『ちりとてちん』和田糸子役の母親の包容力を感じる優しい芝居で感動したことを思い出し、それらを演じられている和久井映見さんが、最も桜良の母にふさわしいと思いオファーさせて頂きました。
予告編
映画『君の膵臓をたべたい』は2018年9月1日(土)より全国で公開!
監督・脚本:牛嶋新一郎
原作:住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉社刊)
声の出演:高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、福島潤、田中敦子、三木眞一郎、和久井映見
配給:アニプレックス
©住野よる/双葉社 ©君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ