少女の苦悩と再生の物語『I KILL GIANTS(原題)』が『バーバラと心の巨人』の邦題で10月に公開されることが決定した。

クリス・コロンバスが見出した、少女・バーバラの世界―。世界が泣いたグラフィックノベルをアカデミー賞監督が映像化した本作。風変わりな少女バーバラにはある使命があった。それは、やがて襲来する巨人を倒すこと。しかし姉のカレンやモル先生、初めて友達になった転校生のソフィアでさえも、すぐそこに迫る巨人の存在を信じようとせず、「現実から目をそらすな」というばかり。しかし、ついにバーバラの目の前に巨人が現れる。果たして巨人がバーバラにもたらす試練とは―?

家庭や学校生活における現実と、壮大なイマジネーションの世界観を見事に融合した感動作を生み出したのは『ハリー・ポッター』の第1・2作を監督し、シリーズを成功に導いたクリス・コロンバス。彼が見出したのが『ベイマックス』のキャラクターを手掛けたジョー・ケリーと、日系のイラストレーター、ケン・ニイムラによるグラフィックノベル「I KILL GIANTS」だった。監督は『HELIUM』で第86回アカデミー賞短編賞を受賞したアンダース・ウォルターで、本作が初の長編監督作となる。ヒロインのバーバラを演じたマディソン・ウルフは本作でその演技を絶賛され、将来有望な若手女優の仲間入りを果たした。共演にはゾーイ・サルダナ、イモージェン・プーツら人気実力派女優が抜擢され、多感な少女の世界を温かく包み込んでいる。

なぜ巨人は現れ、彼女を襲うのか?公開決定に併せて解禁されたポスタービジュアルは、ウサギの耳と黒縁メガネが印象的な主人公バーバラ(マディソン・ウルフ)が、空を見上げ何かを見つめる写真とともに、彼女を見守るモル先生(ゾーイ・サルダナ)や姉のカレン(イモージェン・プーツ)、友人のソフィア(シドニー・ウェイド)らと、バーバラが対峙している巨人のシルエットをはじめ、巨人を倒すためのとっておきの武器のイラストがあしらわれている。「いつか必ず来る“その時” 悲しみを勇気に変えて バーバラは巨人に立ち向かう」というコピーが、やがて襲ってくる巨人という過酷な運命に挑もうとする少女の強い決意を印象付けている。

映画『バーバラと心の巨人』は2018年10月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:アンダース・ウォルター
出演:マディソン・ウルフ、ゾーイ・サルダナ、イモージェン・プーツ
配給:REGENTS/パルコ
©I KILL GIANTS FILMS LIMITED 2017