黒木華×野村周平W主演『ビブリア古書堂の事件手帖』の主題歌がサザンオールスターズの最新曲「北鎌倉の思い出」に決定した。

ビブリア古書堂店主・篠川栞子は、持ち込まれる古書の謎を鮮やかに解き明かしていく―。原作は、“古書探偵ミステリー”として熱い支持を受ける三上延による「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ。極度の人見知りながらも、古書に対しては人一倍の情熱と知識を持つ主人公・栞子役を黒木華、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる五浦大輔役を野村周平が演じる。三島有紀子監督が、1冊の古書から始まるミステリー溢れるストーリー展開と共に、栞子と大輔の純朴で愛らしい関係性と変化を緻密にそして繊細に描く。

今回、本作の主題歌が今年デビュー40周年を迎えて、さらに勢いを増す日本を代表する国民的バンド、サザンオールスターズの最新曲「北鎌倉の思い出」に決定した。作詞・作曲は桑田佳祐。自身が歌う曲とはまた違った、原由子ボーカル曲の際に発揮される独特の桑田マジックがこの曲でも全開。彼女独特の温かく優しい歌声が、曲の世界観をたおやかに包み、北鎌倉を舞台に時空を超えて行き来する愛する人への思いを、豊かな自然の描写とともに情緒的に表現している。映画と絶妙にマッチする美しい楽曲に仕上がっている。サザン名義の曲で原由子がボーカルを取る曲が、映画主題歌になるのは今回が初となる。

本楽曲「北鎌倉の思い出」は、現状単曲での配信などリリースの予定はなく、8月1日リリースのプレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』に収録される。完全生産限定盤・通常盤いずれも3,704円（税抜）。

黒木華（篠川栞子役）コメント

（桑田さんと原さんが）映画を観て（楽曲を）作ってくださったと聞いて感動しました。栞子さんと大輔の姿や、純文学の薫りのする歌詞を、原由子さんの鎌倉に吹いてくる風のような声で聞けて、本当に素敵です。早く皆さんにも聞いていただきたいです。

野村周平（五浦大輔役）コメント

「北鎌倉の思い出」はこの映画にぴったりな曲だと思います。聴いているだけで心が休まる、そんな曲はなかなかないと思いますので、映画を観ていただき、 最後にこの曲を聴いてまたビブリアの事を思い出してほしいです。

三島有紀子監督 コメント

桑田さんと原さんに、みんなで作り上げた映像とお手紙をお渡ししました。その返事としていただいた楽曲には「100年経った今も君を守ってくれる姿なき人の思いよ」という詩が刻まれていました。人の“思い”というものは、その人が死んで消えた後にも、長い時を経て誰かに届き、人生に影響を与えていくものだろうと思うのです。映画の最後に流れるこの歌は、人間の記憶の中の深い“思い”を、微細にそして力強く引っ張り出してくれます。映画にとっても、自分にとっても、かけがえのない楽曲です。