“ハリー・ポッターの原点”ともいわれるジョン・ベレアーズ著書を映画化した『ルイスと不思議の時計』の日本語吹き替えキャストが発表された。
両親を亡くした少年ルイスは、叔父であるジョナサンの古い屋敷に住むことになるが、なんとおじさんは、二流のポンコツだが、不思議な力を使える魔法使いだった。そして、隣に住むきれいで優しいツィマーマンも魔女・・・ただし、こちらは一流。ルイスはそんな二人と時計がいっぱいの屋敷で不思議な暮らしを始める。ある日、屋敷に世界を破滅へと導く“時計”が隠されていることを知ったルイス。果たして、二人の魔法使いと “時計”を探し出して謎を解き、世界を救うことができるのか?
本作の公開決定と併せて、主人公ルイスの声を高山みなみが務めることが発表されていたが、今回高山に続く豪華吹き替えキャストが発表された。ルイスにとって、街にやってきて初めてできた友達である少年タービー役には、「ポケットモンスター」シリーズでのサトシ役としても知られる松本梨香、ルイスにとっての気になる女の子である少女ローズ役には、「スヌーピー」でのチャーリー・ブラウン役としても知られる矢島晶子、亡くなった後もルイスを側で優しく見守る母ミセス・バーナヴェルト役には、『耳をすませば』の雫役として知られる本名陽子が担当し、めくるめく魔法の世界へ誘う。
吹き替え監督を務めた高橋正浩は、今回の起用理由について「この作品のキャスティングに取り掛かってすぐのタイミングでは、心底悩んでいました。作品の魅力を余すところなく伝えつつ、一人でも多くの方にご覧いただくためには、どこを目指せばいいのかと。配給元のプロデューサーさんと入念な打ち合わせを重ね、辿りついたのが今回のキャストの皆さんです。ルイス役の高山みなみさんには“お茶目さ”と“純粋さ”、タービー役の松本梨香さんには“強さ”と“クレバーさ”、ローズ役の矢島晶子さんには“初々しさ”と“可愛らしさ”、ママ役の本名陽子さんには“柔らかさ”と“やさしさ”をイメージしました」と明かしており、観客に向けて「大人から子供まで年代を問わず、安心して楽しめる日本語版に仕上がっています。現実世界とは少しだけ違う“ルイスたちの不思議な世界”を、どうぞお楽しみください!」とコメントを寄せている。
高山みなみ(ルイス役)コメント
―ルイス少年を演じるにあたっての、意気込みやお気持ちを教えてください
ルイスの感じるドキドキを、心地良く伝えたいと思います。
―ルイス少年の印象や自身と似ている点
一見大人しい感じに見えますが、好奇心旺盛で勇敢な少年ですね。似ている点というか・・・本は好きです。辞書以外(笑)
―『ルイスと不思議の時計』についての印象
ちょっぴりダークなファンタジー。レトロ感ある色合いがステキです。
―これからご覧いただく方へ向けてのメッセージ
魔法が身近に感じられるストーリーです。画面のあちこちで起こる不思議の世界をお楽しみください。
松本梨香(ダービー役)コメント
―出演にあたっての、意気込みやお気持ち
ミステリアスな感じで印象付ける演技をしたいです。
―それぞれ担当するキャラクターについての印象や自身と似ている点
個性豊かな登場人物が、自分の昔出逢った人たちに似ていて親近感がわきました(笑)。
―『ルイスと不思議の時計』についての印象
昔、肝試しをしたときを思い出しドキドキワクワクしました。
―これからご覧いただく方へ向けてのメッセージ
子供の世界満載!大人の方も童心に帰って楽しんでもらえたら嬉しいです。みんなもルイスファミリーの一員になってみませんか?
矢島晶子(ローズ役)コメント
―出演にあたっての、意気込みやお気持ち
主人公にとって良き友となる役ですので、大切に演じたいです。
―それぞれ担当するキャラクターについての印象や自身と似ている点
長い髪が印象的な子で、個性を尊重出来る素敵な子…という印象です。似ているところは…自分の世界を持っているところでしょうか。
―『ルイスと不思議の時計』についての印象
いろいろな意味で、結構コワイお話だなと思いました。(人の考え方がいろいろで)
―これからご覧いただく方へ向けてのメッセージ
辛い思いをし、そこから学んだからこそ、心の広い人間に成長できる…という事を痛感する作品かもしれません。個性的なキャラクターや、不思議なマジック!?が飛び出したり・・・楽しみどころも満載です!
本名陽子(ミセス・バーナヴェルト役)コメント
―出演にあたっての、意気込みやお気持ち
魔法ものは大好きなので、お話をいただきとても嬉しかったです。さらに、これまで何度も共演させていただいた高山みなみさんと、まさか親子役を演じられるとは!二重の喜びでした。
―それぞれ担当するキャラクターについての印象や自身と似ている点
私が演じるのは、ルイスの優しいママ。優しいところは似ている!といいたいところなのですが、先日娘に「ママの顔、オニみたーい!」といわれたので、気をつけなければと反省しています(笑)
―『ルイスと不思議の時計』についての印象
自分も魔法が使えるようになったら・・・と胸を高鳴らせながら一気に見ました。ユーモアがありながらもちょっと不気味なところもあって、ワクワクドキドキが止まりませんでした。
―これからご覧いただく方へ向けてのメッセージ
亡くなったルイスのママがどうお話に関わっていくのか、そしてポンコツ魔法使い&エリート魔女と少年ルイスは“時計”を探し出せるのか・・・大人も子供も楽しめる、マジックファンタジーです。ぜひ劇場へ足をお運びください!
映画『ルイスと不思議の時計』は2018年10月12日(金)より全国で公開!
監督:イーライ・ロス
出演:ジャック・ブラック、ケイト・ブランシェット、オーウェン・ヴァカーロ、カイル・マクラクラン
配給:東宝東和
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