ビブリア古書堂店主・篠川栞子は、持ち込まれる古書の謎を鮮やかに解き明かしていく―。原作は、“古書探偵ミステリー”として熱い支持を受ける三上延による「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ。極度の人見知りながらも、古書に対しては人一倍の情熱と知識を持つ主人公・栞子役を黒木華、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる五浦大輔役を野村周平が演じる。三島有紀子監督が、1冊の古書から始まるミステリー溢れるストーリー展開と共に、栞子と大輔の純朴で愛らしい関係性と変化を緻密にそして繊細に描く。
今回解禁されたポスタービジュアルでは、栞子(黒木華)と大輔(野村周平)が背中合わせで情感溢れる表情を浮かべている。それぞれの目線の先に、一体どのような真実を見たのか―。さらに本作を彩る主要キャストも顔を見せている。悲しくも切ないラブロマンスを描く、本作の《過去》パートを担い、夏目漱石と太宰治の2冊の本にまつわる謎にも大きく関わる夏帆と東出は、その対照的な表情が印象的。夏帆は彼女の心情を映し出したかのような土砂降りの外を窓から見つめながら愁いを帯びた表情を浮かべ、東出は柔らかな光に包まれた窓辺で柔和な微笑みを浮かべている。加えて横並びで立つ二人のカットは微妙な距離が空いており、その距離感から彼らの関係性が一体どのようなものなのか、より一層想像を掻き立てられる。また、栞子の同業者で漫画専門のネット販売を行う青年を演じる成田は哀愁漂う表情で原稿を見つめており、こちらも非常に印象深いカットとなっている。
併せて、8月24日(金)より発売されるムビチケ特典が発表された。特典となるのは、原作シリーズ最終巻である7巻の“その後”を描く、三上延による約1年半ぶりの完全書き下ろしの新作小。栞子と大輔に訪れる、すこし未来の物語を描いており、タイトルは「ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ 特別版」。栞子と思いきや、「扉子」とは一体誰なのか?「特別版」とはどういうことなのか?表紙は越島はぐによる描き下ろしイラスト、裏表紙は本冊子限定の映画オリジナル写真となっている。
映画『ビブリア古書堂の事件手帖』は2018年11月1日(木)より全国で公開!
監督:三島有紀子
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
出演:黒木華、野村周平/成田凌/夏帆、東出昌大
配給:20世紀フォックス映画、KADOKAWA
© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会