豪華キャストたちがとにかく弾けて、とにかくかっこいい、最高のエンターテインメント作品

2017年夏に公開された前作『銀魂』が同年の実写邦画No.1を獲得するなど話題を振りまく中で、そのわずか1年後に異例ともいえる早さで公開された本作。今回は、「銀魂」史上最もアツいという「真選組動乱篇」と、笑えるエピソード「将軍接待篇」を融合したハイブリッド作品。豪華キャストと、映画やTV、さらには舞台などでも活躍中の福田雄一監督が再び巻き起こすお祭り騒ぎがやってきた。冒頭から全力で飛ばすのは前作通り。さらに加速していく演出に、我慢していた笑いもいつか吹っ切れ、爆笑してしまう。そして、気が付けば劇場内が笑いに包まれる。

前作に引き続き、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈ら万事屋を中心に、中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮ら真選組など豪華キャストが継続して出演しているほか、新たに堤真一、三浦春馬、窪田正孝、勝地涼らが参戦。このそうそうたるキャストたちが、笑いと涙の「銀魂」を盛り上げる。特に前作でもさまざまな女優魂を見せた橋本環奈は、本作ではとてもかっこいいアクションに挑んでいる・・・が、ちゃんと変顔も忘れていないので安心してほしい。また、本作より参戦の堤真一はまさかの演技に爆笑必至だ。そして、前作よりも活躍する真選組の面々。土方十四郎役の柳楽優弥、伊東鴨太郎役の三浦春馬、沖田総悟役の吉沢亮など、見ているだけでほれぼれとしてしまうイケメンたちがとにかくかっこよく、キレの良い激しいアクションを見せるのだから注目せずにはいられない。

まさに“全編見どころ”としか言えない本作だが、あえて言うならば前作よりも練りこまれているドラマ要素には映画ならではの醍醐味がある。2時間14分というこの映画全体を見渡してみて、ギャグ要素とドラマ要素のバランスがとても良いと感じた。笑えるところはとにかく笑い、しっとりとするところではスクリーンに集中し、そしてアクションシーンでは手に汗握って応援する、まさに“最高のエンターテインメント作品”に仕上がっている。

【文/編集部】

予告編

作品情報

映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』は2018年8月17日(金)より全国で公開!
脚本・監督:福田雄一
原作:空知英秋「銀魂」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
出演:小栗旬/菅田将暉、橋本環奈/柳楽優弥、三浦春馬/窪田正孝、吉沢亮/長澤まさみ、岡田将生/ムロツヨシ、キムラ緑子、佐藤二朗/堤真一、中村勘九郎、堂本剛
配給:ワーナー・ブラザース映画 
©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2」製作委員会