『食べる女』の完成披露舞台挨拶が8月30日（木）に丸の内TOEIで行われ、小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香ら女性キャストと、原作者の筒井ともみ、生野慈朗監督が登壇した。

冒頭の挨拶から「とにかくおいしい現場でした。おいしい食べ物、かわいい人からきれいな人まで、なんて幸せな現場だろう」と笑顔で語った沢尻。続く前田も「幸せがあふれている現場でした」と明かすなど、仲の良さを窺わせたキャストたち。

そんな沢尻と前田は、そろって本作のオファーを受けたきっかけは「キョンキョン（小泉今日子）」だと明かし、沢尻は「いい刺激になったし、素敵すぎて、現場がこんなに楽しすぎることはない」と興奮気味に語った。また、前田も「包容力があり、目で追っちゃう。ファンです」と明かした。

さらにイベントでは、寄せられた“お悩み相談”にキャストが答えるコーナーもあり、“この夏のヒットフード”について、劇中にも登場するという手羽先を挙げた小泉は「簡単に作れておいしい。ちょっとお客様g着ても出せる」と何度も作ったことを明かした。夏バテしてしょくよくがなかったという沢尻が「火鍋」を挙げると、隣に座る前田もうなずき「同じく」と同意。夏には辛いものが食べたいという意見が多く上がる中で、鈴木は「辛さが10まであるカレー屋さんで7までいきました。8を目指しています」と観客からは驚きの声も上がった。

続けて、“高校生のうちにやっておいたほうがいいことは？”という質問に、当時から芸能活動を始めていた小泉は「ずばり、勉強です」と答え、「知らない字を調べたり、人より手間がかかるので、高校生の時は勉強をするのがいいと思います」と真剣にアドバイスをする場面もあった。

また、“心が元気になりたいときにすることは？”という質問には、「肉です。いっぱい食べて、大声を出すとスッキリする」と答えた広瀬は「今でも一人で十時間くらいカラオケに行きます」と明かすと、沢尻から「誘って！行こうよ！」とラブコールが送られ、これに広瀬は「本当ですか！ぜひ」と笑顔で答えた。

さらに、“みなさんみたいに素敵な女性になりたい”という問いかけに、「恋愛で悩んだり、仕事で悩んだり、みんなと変わらない」と明かす沢尻は「私も失敗してきていますが、それを乗り越えていくと強くなれす」とアドバイス。最後に観客へのメッセージを求められた小泉は「先ほどの質問ですが、まずこの映画を観ることでしょうか」と会場を笑わせ、「男の人が元気がないときは、女の人が引っ張っていけばいいと思います。おいしいものを食べて頑張りましょう！」とメッセージを送った。

小泉今日子を主演にむかえ、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香という超豪華女優陣の共演する本作。＜食＞と＜性＞をテーマに“自分を味わいつくす“ことの大切さを、年齢・職業・価値観も様々な8人の女たちの日常を通して描く。構想に約10年をかけ、主演に小泉をむかえるために2年待つなど、ストーリー、キャスティングともに並々ならぬ情熱が注がれている。

【取材・写真・文／編集部】