170年以上にわたって愛され続ける「クリスマス・キャロル」の制作秘話が明かされる。家族が集って贈り物を交換し、幸せを祈る―クリスマスのお祝いのルーツには、欧米文学作家チャールズ・ディケンズの不朽の名作「クリスマス・キャロル」の影響がある。この名作がいかにして誕生したのか、その創作過程とディケンズの心の旅を、御馴染みのキャラクター・スクルージと
の出会いを交えながら、ユニークかつファンタジー感たっぷりに描く。若き日のチャールズ・ディケンズ役をダン・スティーヴンス、インスピレーションを与えるスクルージ役をクリストファー・プラマーが演じる。
今回本作でクリストファー・プラマーが演じるスクルージ役の吹替キャストが、市村正親に決定した。市村はこれまでに、ミュージカル「スクルージ~クリスマス・キャロル~』で1994年の初演以来5度もスクルージ役を演じてきた経験を持ち、まさに“日本のスクルージ”といえる。今回が実写映画の吹替初挑戦となる市村は「これまでずっとスクルージ役を演じてきた僕にこのお話がくるのは当然だと思いました(笑)。スクルージは物語の初めと終わりで真逆の性格を持つようになり、悪と善のどちらも象徴している異色の主人公。毎回彼を演じることで、僕自身の過去、現在、未来を見つめ直すきっかけをくれるので、とても思い入れの強いキャラクターです。本作ではディケンズがどうやってそんなスクルージを生み出したのかが明かされています。とても楽しく、最後には幸せな気持ちになる作品ですので、ぜひご期待ください!」と意気込みを語っている。
また、本作は鑑賞者に分かりやすい意訳を心掛けた新感覚の吹替版となっており、時代背景や「クリスマス・キャロル」の原作を知らない人でも楽しめる吹替版となっている。
ストーリー
1843年10月、ヒット作に恵まれない中、家族や家の維持費で金欠状態だった小説家チャールズ・ディケンズは、どうにかヒット作を生み出そうと奮闘する。新作の執筆に没頭しているうちに小説の世界に入り込んでいき、やがて現実と幻想の境目が曖昧になっていく――。そこで「クリスマス・キャロル」の登場人物スクルージらとの出会いを経て、幼少期の隠された記憶や実父との確執といった自分の問題と対峙していくのだった。
映画『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』は2018年11月30日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:バハラット・ナルルーリ
出演:ダン・スティーヴンス、クリストファー・プラマー、ジョナサン・プライス
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
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