第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『寝ても覚めても』のメイキング映像が解禁された。

惹かれあう亮平と朝子―。朝子がかつて運命的な恋に落ちた恋人・麦と、亮平は顔がそっくりだった―。本作は、二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語。主演・東出昌大が、同じ顔をしていながらもタイプの違う男・亮平と麦という一人二役に初めて挑み、唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。メガホンをとるのは、前作『ハッピーアワー』でその名を世界に轟かせた気鋭・濱口竜介監督。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、海外メディアに絶賛された。

今回、撮影現場の貴重なオフショットを捉えたメイキング映像が解禁された。主演の東出を始め、事あるごとに仲の良さを公言する6人は、去年夏のクランクイン前から濱口監督のワークショップで結束を強くし、現場に入った時には仲良し度MAXに達したという笑顔の絶えない現場だった。ボルダリングシーンの練習をする東出、唐田、瀬戸、山下。スイスイと登り振り返ってのキメ顔をする瀬戸に「かわいいー」と連呼する3人。対して山下演じるマヤはボルダリンク初心者の設定。経験者の山下は下手な演技をしてつまずき一同爆笑。あまりにはしゃきすぎで監督から一言。

続いて東出、唐田、伊藤、渡辺の撮影前本読みでは、なぜか春代を演じる伊藤がツボに入ったらしい東出。どうにか笑いを堪えながらもセリフを言い切るが、伊藤が駆け寄ってきて思わず吹き出してしまう。一体、東出に何が?シーン終わりに変顔をする瀬戸や踊る渡辺、花火を楽しむ出演者たちの貴重なオフショットも。本作が本格的なヒロインデビューの唐田は、自身が出ていないシーンでも一分一秒を目に焼き付けるように現場を見守っていた。映画に現れるナチュラルな人間関係、そこから生まれる名演の裏にはひと夏のほとばしる青春があった。

タイトル

映画『寝ても覚めても』は2018年9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国で公開!
監督:濱口竜介
原作:柴崎友香「寝ても覚めても」(河出書房新社刊)
出演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS