遊佐亮介、國島直希、松本穂香、山田裕貴、齋藤飛鳥、佐久本宝、中田圭祐、長谷川康夫監督

『あの頃、君を追いかけた』の完成披露試写会が9月18日(火)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、山田裕貴、齋藤飛鳥(乃木坂46)、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介、長谷川康夫監督が登壇した。

キャスト7人と長谷川監督が登壇して行われた今回のイベント。「何より、この6人と監督とスタッフを好きになりました」と挨拶した山田は「みんなの顔を見ると涙が出るくらい」と撮影を振り返るほど思い出深い撮影であったことを窺わせた。乃木坂46のメンバーとして過ごしてきた齋藤は、自身と重ね「それ(乃木坂46)以外の青春を経験をさせていただいたのが初めてだったので大事な作品になった」と感慨深げに語った。

イベントでは劇中の衣装でもある高校の制服で登壇したキャストだが、「僕は年が・・・」と苦笑いを見せる山田がこの日28歳の誕生日を迎えることに、サプライズとしてバースデーソングの合唱とケーキをプレゼント。キャストが一人ずつ山田にケーキを「あ~ん」で食べさせ、最後になった齋藤はほかのキャストよりもひときわ大きいカットをスプーンに用意。これに思わず山田は「ドSでしょ」とツッコんだものの、齋藤は「違います」と冷静に返し、口に流し込むように入れ、会場の笑いを誘った。

このサプライズに山田は「めちゃくちゃうれしいです」とコメントした。さらに本作のリメイクのもととなった台湾版映画の監督でもあるギデンズ・コーからのメッセージ映像も流され、これには山田も涙をこぼしながら「みんながこれから、この映画をやったことで活躍できる場ができればいいなと、そういう映画にしたかった」と座長としての思いを明かした。

最後に齋藤は「みなさんにとっての、“あの頃”とか、“もう二度と戻らないような時間”とか、“かけがえのない美しい時間”を思い出すきっかけになったらうれしいです。どう思われるか不安はありますけど、すごく素敵なスタッフとキャストに囲まれて、1か月幸せな撮影を頑張ったので、まずはみなさんに観ていただくことが大事なんだと思います。みなさんにとっても大切な作品になればと心から思っています」とメッセージを送った。

また、主演の山田は「観てもらえることが映画に撮って幸せなことで、僕たちにとっても幸せなことです。“この映画よかった!”、“いい映画だった!”という声が広まることを信じています。ちょっとでも世界を変えられる映画になればいいなと思っています」と本作をアピールし、イベントを締めた。

2011年に台湾の人気作家ギデンズ・コーが自伝的小説を自ら映画化し、空前のヒットとなった伝説の青春映画をリメイクした本作。舞台を日本にうつし、旬の若手俳優たちにより現代の物語として新た生まれ変わった。主人公・浩介を演じるのは、若き実力派俳優・山田裕貴。素朴さを感じさせる制服姿に身を包んだヒロイン・真愛を演じるのは乃木坂46の齋藤飛鳥。オリジナル作品の瑞々しさもありながら、旬の若手俳優たちによって現代の物語として鮮やかに生まれ変わった。

【取材・写真・文/編集部】


映画『あの頃、君を追いかけた』は2018年10月5日(金)より全国で公開!
監督:長谷川康夫
出演:山田裕貴、齋藤飛鳥/松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介
配給:キノフィルムズ
©『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ