是枝裕和監督 総合監修 国際共同プロジェクト『十年 Ten Years Japan』が第23回釜山国際映画祭にてワールドプレミア上映されることが決定した。

香港で社会現象となったオムニバス映画『十年』を元に、日本・タイ・台湾それぞれで、自国の現在・未来への多様な問題意識を出発点に、各国約5名の新鋭映像作家が独自の目線で10年後の社会、人間を描く国際共同プロジェクト「十年 Ten Years International Project」の日本版である本作。昨年の第22回釜山国際映画祭で製作発表が行われた。是枝裕和監督が総合監修を務める。家族の個人データをデジタル遺産として受け継いだ家族の物語『DATA』（津野愛監督）の主演を杉咲花、AI知能で道徳を刷り込まれた特殊学区の子供達を描く『いたずら同盟』（木下雄介監督）の主演を國村隼、『美しい国』（石川慶監督）の主演を太賀、75歳以上の高齢者に安楽死を奨励するという未来版“姥捨て”を描く『PLAN75』（早川千絵監督）の主演を川⼝覚、大気汚染によって地下への移住を強いられた母娘の姿を描く『その空気は見えない』（藤村明世監督）の主演を池脇千鶴が演じる。

今回、11月3日（土）の日本公開に先駆けて、10月4日より13日まで開催される第23回釜山国際映画祭でワールドプレミア上映が行われ、早川千絵監督、津野愛監督、木下雄介監督、藤村明世監督らが上映後のQ&Aに登壇することが決定した。また、公式上映当日は、「いたずら同盟」に主演の國村隼、「PLAN75」に主演の川口覚と同事務所所属の俳優・監督ヤン・イクチュンも来場を予定している。

日時：2018年10月7日（日）20:00～（上映後Q&A）
場所：LOTTE CINEMA Centum City
登壇者：早川千絵監督、津野愛監督、木下雄介監督、藤村明世監督、柳英里紗、國村隼（予定）

映画『十年 Ten Years Japan』は2018年11月3日（土）よりテアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国で順次公開！
監督・脚本・早川千絵、木下雄介、津野愛、藤村明世、石川慶
出演：杉咲花、田中哲司／太賀、木野花／川口覚、山田キヌヲ、牧口元美／池脇千鶴／國村隼
配給：フリーストーン
©2018 “Ten Years Japan” FilmPartners