『旅猫リポート』の公開直前イベントが10月8日(月)に都内で行われ、福士蒼汰、猫のナナ、前野朋哉、猫学者の高野八重子が登壇した。
今回のイベントでは、猫の行動や心理、特性に精通し、猫の行動心理学の専門家である猫学者・高野八重子を特別講師に迎えた『旅猫リポート』特別講義イベントが実施され、前野朋哉も加わり、福士蒼汰とともに猫の深層心理について学んだ。
「(人より)猫とのシーンが多かった」というほど撮影から猫のナナと一緒に過ごしてきたという福士はプロモーション活動でともにする日も多いようで「毎日のようにナナに会っているのでかわいくて仕方がない」と笑顔を見せた。
“甘えているしぐさ”について解説されると、福士は「最初はあまりなかったけど、毎日会っている中で手にスリスリしてきたり、ゴロゴロしてくるのが聞けてうれしかった。めちゃめちゃかわいいです」と笑顔で語り、さらに「猫派というよりナナ派です。ナナしか知らないんで」というと、集まったファンからは大きな歓声が寄せられた。
また、猫がツンデレだという話にちなみ、“ツンデレの割合”を聞かれた福士が「親しい仲だったら、ツンが8割」と答えると歓声が飛び交った。さらに“猫になったら何をしたい?”という質問には「外に出たい。屋根とか上りたい。飛び降りたり、飛び乗ったり・・・」と明かし、「ナナといるときも予想外の動きをするんです。身体能力を味わってみたいなと思います」と“猫へのあこがれ”を語った。対する前野は「猫の社会でやっていかないといけないので、ボスのところに行って挨拶します。そのあとで交友関係を深めていきたい」と語ると会場は笑いに包まれた。
最後に前野は「この映画をきっかけに猫を愛せるんじゃないかと思います」と本作をアピールし、福士は「猫スキはもちろん、飼ったことがない方も、人間の心を映し出した映画でもあります」とメッセージを送った。
2012年の発売以来、舞台やラジオドラマ、絵本、朗読劇と数多くメディアミックス展開された有川浩による「旅猫リポート」。猫が主要なキャラクターとして登場し、高度な演技が求められることから映像化困難とされてきた本作が実写映画化。主演は福士蒼汰主演、猫(ナナ)の心の声を高畑充希が担当する。また、音楽をコトリンゴが担当し、原作者の有川浩自身が自ら脚本開発にも参加している。
【取材・写真・文/編集部】
映画『旅猫リポート』は2018年10月26日(金)より全国で公開!
監督:三木康一郎
原作:有川浩「旅猫リポート」(講談社文庫刊)
出演:福士蒼汰、高畑充希(声の出演)、ナナ、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、前野朋哉、田口翔大、二宮慶多、中村靖日/戸田菜穂、橋本じゅん、木村多江、田中壮太郎、笛木優子、竹内結子
配給:松竹
©2018「旅猫リポート」製作委員会