中川大志「愛されてるじゃん俺たち」―『覚悟はいいかそこの女子。』初日舞台挨拶にキャスト勢揃い

井口昇監督、小池徹平、伊藤健太郎、中川大志、唐田えりか、甲斐翔真、若林時英

『覚悟はいいかそこの女子。』の初日舞台挨拶が10月12日（金）に新宿バルト9で行われ、中川大志、唐田えりか、伊藤健太郎、甲斐翔真、若林時英、小池徹平、井口昇監督が登壇した。

公開初日を迎えたこの日、上映後の舞台挨拶に登壇した中川は、冒頭の挨拶で「映画はどうでしたか？」と問いかけると、観客からは大きな拍手と歓声が寄せられ、これには思わず中川も“やったー！”と笑顔を見せ、「本当によかったです」と安心した様子。

今回の舞台挨拶でも終始和気あいあいとしており、仲の良さを見せるキャストたちだが、撮影時には演技について話し合ったこともあったようで、伊藤は「ファミレスのシーンでは、“ああしよう、こうしよう”って（話し合った）。いろいろやったんですけど、見事にカットされていました」と明かし、井口監督は「そう・・・でしたね」と苦笑いしつつ、会場からは笑いが起きた。

“ヘタレ男子が挑む本気の恋”というキャッチコピーの本作だが、“ヘタレだと思った男子は？”という質問に「ヘタレはいない」と答える中川。これに井口監督からは「中川さんは怖がりですね」とツッコミが入ると、甲斐からは「（今日の）一言目は緊張してた？」と問われ、中川は「緊張してましたね。毎回緊張しますよ。マスコミの方もいますし、猫かぶらないと」と答え、会場の笑いを誘った。

また、“愛され男子は？”という質問には、「愛されてますよね、全員」と答えた中川。さらに「客席見たら、愛されてるじゃん俺たち」と満席の客席に向かって一言いうと、観客からは大歓声が寄せられた。

最後に中川は「無事に公開日を迎えることができてホッとしています。何回でも劇場で観ていただけたらなと思います」と本作をアピールした。

原作は「マーガレット」（集英社刊）で2014年から掲載され、“ヘタレ男子マンガの先駆け”と言われる椎葉ナナによる同名漫画。“超絶イケメン”だけど、観賞用男子と野次られ、勢いで学年一の美女に告白するもあえなく撃沈。その現実が受け入れられず、幾度となくアタックする“究極ヘタレ男子”の主人公・古谷斗和役を中川大志が演じる。データ至上主義でリアル恋愛の経験がない分、やたらとデータで語ろうとする黒縁メガネが特徴的な奥手男子・律役を伊藤健太郎、明るくお調子者でモテることに貪欲な男子・惟智也役を甲斐翔真、いじられキャラで仲間たちに愛されているが、マイナス思考で「不吉なこと」を見つけるとつい物事を悪い方向に考えてしまう龍生役を若林時英が演じる。

【取材・写真・文／編集部】