ドキュメンタリー作家マイケル・ムーアの最新作『華氏119』の予告編が解禁された。
これまでも巨大な権力に対抗し、アポなし突撃取材を敢行し病んだアメリカ社会に一石を投じ、議論と波紋を呼び続ける世界で最も有名なドキュメンタリー作家マイケル・ムーア。ムーアが挑む今度の相手はなんと、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプ。タイトルの“119“は、トランプの大統領当選が確定し勝利宣言をした<2016年11月9日>を意味し、過去作『華氏911』に呼応したタイトルになっている。果たして、2年前の11/9にスタートしたアメリカの、世界のファイナルカウントダウンは止める事はできるのか?11月の中間選挙に打撃を与える事はできるのか?ムーアVSトランプの宿命のリアルエンターテイメントが日本に上陸する。
今回解禁された予告編は、警告音と共に「あなたも、“トランプ慣れ”していませんか?」と今や毎日のようにニュースに出て、私たちにエンターテイメントを届ける存在となったトランプ大統領に対し、全人類への警告から始まる。涙を流し絶望感に打ちのめされたアメリカ国民が映し出されル中で、トランプ大統領の「アメリカン・ドリームは終わった」という言葉を皮切りに、“人種差別”、“ツイッター炎上”、“虚言暴言”、“権力至上主義”、“スキャンダル”、“独裁者”というトランプ大統領を表す言葉の数々が現れ、なんとヒトラーのスピーチ映像にトランプ大統領の声を当てた本編映像まで登場。
さらにトランプ大統領とムーア監督の2ショットも登場。1998年のトーク番組の一場面だが、まるで将来を予言するように「私の映画は撮らないでくれよ」とトランプ大統領がムーア監督にお願いしている。しかし、今回のムーアはトランプ大統領だけではなく「マイケル・ムーア砲 アメリカ直撃!」とコピーにある通り、多くのアメリカ国民に愛されたオバマ元大統領も、最後までトランプ大統領と大統領の地位を争った民主党のヒラリー・クリントンもまとめてぶった切る。
2016年7月、大統領選のさなか「大統領選にトランプが勝利する5つの理由」というエッセイを書き、その予測を見事に的中させたムーア。本作ではトランプ大統領糾弾に留まらず、政治経験のないリーダーが生み出していく悲劇、前大統領のオバマの真実や対立候補者であったヒラリーの失敗、更に本当は少数派であるはずのトランプ支持者がアメリカの意思となっていく<カラクリ>を鋭く暴き出していく。
予告編
映画『華氏119』は2018年11月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:マイケル・ムーア
出演:アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ
配給:ギャガ
©2018 Midwestern Films LLC 2018