『旅猫リポート』の初日舞台挨拶が10月26日（金）に丸の内ピカデリーで行われ、福士蒼汰、高畑充希、竹内結子、ナナ、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、三木康一郎監督が登壇した。

1年半前の撮影から、数多くのプロモーションを経て公開初日を迎えた本作。主演の福士は「あのタイミングだから撮れたものが映っています」と笑顔で挨拶した。また、福士と並んで主演級の活躍を見せている猫のナナの声を演じた高畑は「みなさんとは現場で会っていなくて、収録も一日で終わっちゃって、がんばったみなさんと並ぶのは・・・」と恐縮しきりだったが、高畑が一歩下がると、ほかの登壇者の一歩下がるなど、冒頭から笑いがあふれる舞台挨拶となった。

今回初共演となった福士と竹内だが、竹内は「あった時から悟の雰囲気が漂っていたのでありがたかった」と語り、共演したことで「福士君が意外とツンデレになる」ことに気付いたと明かすと、会場からは笑いが起きた。また、高畑がナナの声を演じたことについて福士は「高畑さんはネバーランドにいたことがあるじゃないですか」と、高畑が2007年から6年間務めたミュージカル『ピーターパン』でのピーターパン役として少年を演じた話題も持ち出し、これには高畑も「まさかここで」と驚いていた様子だった。

続けて、“自身に欠かせないコトやモノ”を聞かれた福士は「いま夢中になっているのは卓球」と明かし、「4日連続でやっていました」と語ったが、これに大野が「誘われてない！」とツッコミを入れ、会場からは笑いが起きた。

最後に福士は、撮影からプロモーションまで、長い時をともにした猫のナナに「会えなくなっちゃうのは寂しいです。性格が変わりましたね。撮影からプロモーションまで、一年半ありがとうね、ナナ」と感謝の気持ちを伝えた。

2012年の発売以来、舞台やラジオドラマ、絵本、朗読劇と数多くメディアミックス展開された有川浩による「旅猫リポート」。猫が主要なキャラクターとして登場し、高度な演技が求められることから映像化困難とされてきた本作が実写映画化。主演は福士蒼汰主演、猫（ナナ）の心の声を高畑充希が担当する。また、音楽をコトリンゴが担当し、原作者の有川浩自身が自ら脚本開発にも参加している。

【取材・写真・文／編集部】

映画『旅猫リポート』は2018年10月26日（金）より全国で公開！
監督：三木康一郎
原作：有川浩「旅猫リポート」（講談社文庫刊）
出演：福士蒼汰、高畑充希（声の出演）、ナナ、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、前野朋哉、田口翔大、二宮慶多、中村靖日／戸田菜穂、橋本じゅん、木村多江、田中壮太郎、笛木優子、竹内結子
配給：松竹
©2018「旅猫リポート」製作委員会