ジョエル・エドガートン監督×ルーカス・ヘッジズ主演作『BOY ERASED(原題)』が『ある少年の告白』の邦題で来年4月公開されることが決定した。

原作は、2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ衝撃の実話。人は、なぜ愛する家族にすら変わることを望んでしまうのか―。怒り、悲しみ、絶望・・・その先に一筋の眩い希望をもたらす魂の告白。胸を打つ圧倒的人間ドラマが誕生した。主人公ジャレッドを演じるのは、若手実力派ルーカス・ヘッジズ。ジャレットの両親役にはラッセル・クロウ、ニコール・キッドマンとベテラン俳優陣が脇を固める。また、映画監督・俳優としてもカリスマ的人気を誇るグザヴィエ・ドランが共演し、俳優としても活躍するジョエル・エドガートンがメガホンをとる。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では弱冠20歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたほか、『スリー・ビルボード』、『レディ・バード』など話題作への出演が続くルーカス・ヘッジズ。劇中ではヘッジスが演じるジャレットの両親役をラッセル・クロウ、ニコール・キッドマンが演じており、その共演にも注目だ。また、共演するのはグザヴィエ・ドラン、ティーンから絶大に支持されているシンガーソングライターのトロイ・シヴァン、レッド・ホット・チリペッパーズのベーシスト、フリーら個性的な面々も揃う。

ジョエル・エドガートンにとって監督としては『ザ・ギフト』(2016)以来、2作品目の長編作となり、本作ではプロデューサー・監督・脚本・出演とマルチな才能を発揮している。さらに本作は、第76回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ルーカス・ヘッジズ)・主題歌賞にノミネートされている。

ストーリー

アメリカの田舎町。牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として、何不自由なく育った大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という転向療法への参加だった。そこでジャレッドが目にした<口外禁止>だというプログラムの内容は驚くべきものだった。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ある行動を起こすが―。

映画『ある少年の告白』