CHAI


昭和の大傑作が斎藤工主演×白石和彌監督で始動―『麻雀放浪記2020』の主題歌を注目の“NEOかわいい”バンドCHAIが担当することが決定した。

阿佐田哲也による250万部を超えるベストセラー小説「麻雀放浪記」。映画化は、イラストレーターの和田誠が初監督した『麻雀放浪記』(1984)から実に35年振り。俳優のみならず、映画監督にも挑戦している主演・斎藤工が10年間、映画化を熱望してアプローチを続けていた本作に、ヒット作や話題作を連打して、いまの日本映画界を牽引しているトップランナー白石和彌監督が立ち向かった。主人公・坊や哲がいるのは、2020年の“未来”。人口が減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている。そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった―。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは―?

今回、本作の主題歌を注目の“NEOかわいい”バンドCHAIが担当することが決定した。本日9日(水)22:00より放送のNHK「クローズアップ現代+」(※緊急のニュースが発生した場合、放送日時は変更になることがあります)で、その全貌が明らかになる彼女たちの現象が大特集されるなど、今まさにムーブメントが巻き起こっている「CHAI」。双子のマナ・カナに、ユウキとユナで編成された4人組の「NEO – ニュー・エキサイト・オンナバンド」。

2016年、SpotifyのUKチャートTOP50に代表曲「ぎゃらんぶー」がいきなりのランクイン、2017年には初の全米ツアーも大成功し、FUJI ROCK FESTIVAL“ROOKIE A GO GO”でも超満員を記録するなど世界でも大注目のバンド。“NEOかわいい”というのは、「女の子はみんな、生まれた時から可愛くて、“かわいくない人なんていない”という意味」で用いており、「それぞれの個性がかわいい」「コンプレックスは、個性なり。コンプレックスは、アートなり。」というコンセプトで、自分たちのコンプレックスを隠すことなく歌い、デビュー以来、驚異的なスピードで世界的アーティストへの道のりを駆けあがっている。

そんなCHAIを、本作の白石和彌監督が大絶賛し、“ぜひ本作の主題歌に”ということで提案。ラッシュ(音声の入っていない完成前の映画)を見て、そのアグレッシブな内容に圧倒され、初めて見るような世界の驚きを現しつつ、本作のために主題歌「Feel the BEAT」を制作した。また、CHAIにとっては初の映画主題歌となる。

CHAI(主題歌)コメント

この映画で描かれていることが本当に起きたらと考えると怖すぎる!深刻なことがコミカルに詰まっているけど、すごく現実的でヤバい。リアルに感じます。
哲(斎藤工)の「もっと命かけて麻雀やったらどうなんだ!」と言うセリフの熱さがすごくて、誰に対しても刺さる言葉・刺さる映画なんじゃないかなと思いました。ビシッとしなきゃ、ちゃんと生きなきゃ!と思いましたし、たくさん笑えて感動するから、何かに熱中したくなりました!
そして、哲の“絶対に俺はこれだ!”という一生懸命さと譲れない気持ちが「Feel the BEAT」のテーマになっています。誰かに聞いたり迷ったりするのではなく「言い切る!」という大事な気持ちは、哲にもあるしドテ子(もも)にもあるし、そしてCHAIにもあると感じて曲にしました。だから【思いっきりCHAI】な曲になっています!!映画の曲は初めてだったのでエンドロールで流れているのを想像しながら作ったのですが、合っていて嬉しかった(笑)!映画の最後にみんなの気持ちをグッと掴めるといいなと思います!

白石和彌(監督)コメント

CHAIのアーティストとしてのグローバルな活動と限りなく広がる世界観に一目惚れしてお願いしました。
初めて会った時、CHAIのみんなは「どんな感じの曲がいい?」って優しく僕に聞いてくれたので、一生懸命説明するとキャッキャしながら「わかった!やってみる!」と言ってくれました。少しだけ不安を覚えましたが、上がってきた曲は超カッコよかったです。その時『孤狼の血』のムビチケを渡したのですが、果たしてCHAIは見てくれたのか、今度会ったら聞いてみようと思います。CHAIありがとう!

映画『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日(金)より全国で公開!
監督:白石和彌
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫刊)
出演:斎藤工、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー/竹中直人
配給:東映
©2019「麻雀放浪記2020」製作委員会