吉田志織、成田凌、門脇麦、寛一郎、二宮健監督


『チワワちゃん』の公開直前イベントが1月14日(月・祝)に都内で行われ、門脇麦、成田凌、寛一郎、吉田志織、二宮健監督、Have a Nice Day!が登壇した。

公開を直前に控えて行われた今回のイベントは、豪華キャスト陣が一同に集結した“公開直前パーティー”と題して、キャストらがランウェイを歩いて登壇し、舞台上には劇中エピソードをイメージした超豪華なシャンパンタワーが登場した。またトークイベント前には、バンド「Have a Nice Day!(ハバナイ)」が主題歌「僕らの時代」などを約30分間にわたって生披露した。

ハバナイによるライブが終盤を迎え、主題歌「僕らの時代」が披露される中で、ランウェイから登場したキャストと監督。主演の門脇は「本編を見てエンドロールで流れたときに、“なんてピッタリな曲なんだろう”と思った」と振り返り、「シンクロしすぎてしびれました」と興奮気味に挨拶した。

同年代のキャストと年が近い監督が集まったことで、チームワークの良さも窺わせる本作。しかし、撮影現場では「監督が何を言ってくるかわからない」と不安も口にする成田に、門脇は「『みんな飛ぶ!』とか『はい、チューする』とか」と監督の指示が飛び交っていたことを明かし、これに成田は「キスシーンは緊張するよって言いたくなるくらいにラフに言ってくるのでイライラした」と笑いながら語り、これには二宮監督も苦笑い。さらに二宮監督は「撮影中にいっぱいチューすることは目に見えていたので、試しのチューしようかと、僕がチワワ(吉田)のスタンドインとして、成田君の顔の直前までいった」と明かし、会場は笑いに包まれた。

劇中ではクラブや海でのシーンなど、遊んでいるシーンが多くあるが、撮影中には「夜中の二時くらいまで遊んだことがあった」と明かし、これには成田も「遊ぶって疲れるねって(話していた)。大人になりました」と語り、笑いを誘った。また、門脇は「普段絶対できない遊びができたので楽しかった」と振り返りつつ、「はしゃがなきゃいけなくて大変だったのは志緒ちゃん」と明かし、吉田は「チワワとしてやっていたので心の底から楽しかった」と笑顔を見せた。

さらにオーディションで選ばれたチワワ役の吉田に、「現場を重ねるごとに(漫画の)表紙のチワワちゃんに近づいてきて、“人ってこんなに変わるんだ”と」と驚きを隠せない様子の門脇。二宮監督も「現場用のチワワプレイリストがあった」と明かし、吉田が“チワワ”としていることで、現場のムードを作っていたことを感じさせた。そんな吉田は「体を張るシーンが多かった」と明かし、「門脇さんが同じ女性として気を使ってくださった。“大丈夫?”っていう一言で私はさせられていた」と感謝の気持ちを明かした。

また、この日が“成人の日”であることにちなんで「大人になったと思うことは?」という質問に、「自分の道は自分で決めなきゃいけないという責任感」と明かす門脇。成田は「学生のころはおろすお金がなかった。おろそうと思うときにお金をおろせるのはがんばりがいがある」と明かし、会場の笑いを誘った。

続く寛一郎は「身長が止まった」と明かし、「182㎝で止まった。もうちょっと伸びてほしかった」と言うと、成田は「まだ伸びると思うよ」とコメント。吉田は「時間が過ぎるのを早く感じたときと、立ち上がるときに“ヨイショ”って言うときがある」と明かした。最後に門脇は「若い人たちが集まって、エネルギーが凝縮している映画です」と本作をアピールした。

岡崎京子が1994年に発表した時代を超えて愛される傑作青春物語を、若手実力派キャストと弱冠26歳の新鋭・二宮健監督により新たな青春のバイブルとして映画化。チワワちゃんを取り囲む若者たちの回想を軸に進む本作。主人公のミキ役には門脇麦、チワワちゃんの元カレ・ヨシダ役には成田凌、ヨシダの親友カツオ役には寛一郎、チワワちゃんの親友ユミ役には玉城ティナ、チワワちゃん役には新人ながら大抜擢された吉田志織、さらにチワワちゃんに想いを寄せるナガイ役には村上虹郎と20代の実力派俳優が集結し、等身大の若者を熱演している。

【取材・写真・文/編集部】

映画『チワワちゃん』は2019年1月18日(金)より全国で公開!
監督・脚本:二宮健
原作:岡崎京子「チワワちゃん」(KADOKAWA刊)
出演:門脇麦、成田凌、寛一郎、玉城ティナ、吉田志織/村上虹郎、栗山千明(友情出演)/浅野忠信
配給:KADOKAWA
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©2019『チワワちゃん』製作委員会