稲垣吾郎主演×阪本順治監督最新作『半世界』の特別試写会が、1月26日(土)に撮影の中心となった三重県南伊勢で行われ、阪本順治監督らが登壇した。
阪本順治監督が稲垣吾郎主演で贈る完全オリジナルストーリー。39歳という人生の折り返し地点を迎えた男性3人がこれまでの人生半分を振り返る時、家族や友人との絆を通じ、あらためて大切なものに気づかされていく―。
今回の阪本順治監督の南伊勢町来訪は、2018年2月14日~3月15日の撮影から約1年ぶりとなる。本作のロケ地となった南伊勢町をはじめ、三重県内外から集まった300人を超える観客から熱い歓迎を受けた阪本監督。第31回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞受賞を祝してサプライズで“祝『半世界』阪本組 おかえりなさい!”という横断幕まで用意された。
上映後に行われたトークショーには、三重県鈴木英敬知事、伊勢志摩市竹内千尋市長(伊勢志摩観光コンベンション機構会長)、南伊勢町小山巧町長らも登壇し、それぞれに共感したポイントなどについて大いに語り合った。また、観客も自分たちが住む土地が映画に出てくる様子を堪能した様子。映画に出演もした南伊勢の西村恒之さんは実際に自身の姿をスクリーンで見て「よかった」と笑顔。「南伊勢で映画を撮ってもらえてうれしい」と喜びを語った。
阪本順治監督は「撮影中、地元のみなさまにお世話になり、ありがとうございました。地元での上映はとても緊張します。スタッフキャスト一同きもちよく撮影をさせていただきありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、「(伊勢志摩備長炭生産者 マルモ製炭所)森前(栄一)さんがいらしたから南伊勢で撮ることになりました。山を見て海を見て水のない川とか建物の焼き板の感じとか365日飾るしめ縄とか・・・観光マップではわからないものがありました」と明かした。
また、「実は、ここ5年位、両親の具合が悪かったりしたために地元の大阪にいることが多く、東京に仕事で行ったり来たりが辛くここ5年位伊勢回りをしていました。そんな時に、森前さんに出会い、南伊勢ということを知ってとてもご縁を感じました。ロケに来た際4、5年この駅に降りていたんだなと感じました」と語った。
映画『半世界』は2019年2月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
脚本・監督:阪本順治
出演:稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦
配給:キノフィルムズ
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