『翔んで埼玉』に出演する二階堂ふみ、ブラザートムと武内英樹監督が2月7日(木)に、埼玉県の上田清司県知事を表敬訪問した。
埼玉県人が東京へ行くには通行手形が必要であったり、「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ」「ダサイタマ」「サイタマラリヤ」という強烈な“ディスり”が話題の原作を映画化した本作。主演の二階堂ふみ、埼玉出身キャストのブラザートム、武内英樹監督が、原作では公認のコメントを寄せた県知事のもとを表敬訪問した。
埼玉県のマスコットキャラクターであるコバトンが上田県知事の後ろから見守る中、武内監督は「埼玉をディスるような映画を作ってしまい、誠に申し訳ありません」と謝罪、二階堂とブラザートムとともに深く頭を下げた。そんな本作だが、「最終的には郷土愛をテーマにした映画」と話す武内監督。二階堂も「埼玉の方にとってはつらいシーンもあると思いますが、最終的には郷土愛」と“郷土愛”をアピール。また、埼玉出身のブラザートムも「東京の方は埼玉に来て、埼玉の空気に触れて見ていただきたい」と語った。
話しを受けて上田県知事は「埼玉は結構強いんです。埼玉県のみなさんはおおらかで優しいので、冷やかされても大丈夫」と笑顔で返した。さらに上田県知事は「悪名は無名に勝る。楽しみにしています」と本作のヒットを願った。その力強い言葉に、これから本作のPRのために全国を周る二階堂は「埼玉代表のような気持ちで映画のプロモーションをしていければと思います」と、埼玉の良さを広めることを期待させ、「公認いただけたので力強い」と笑顔を見せた。
最後に二階堂は「本当におもしろい映画なので、胸を張って宣伝していきたいです。この映画に携わって、埼玉の魅力をたくさん教えていただいたので、広めていけたらと思います」と宣言した。
埼玉県人への徹底的なディスリが強烈なインパクトを放つ本作。東京都知事の息子であり、東京屈指の名門校の生徒会長である壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、アメリカ帰りの帰国子女・麻実麗(GACKT)。見るからに東京都民の麗は、実は通行手形の撤廃を求める埼玉解放戦線のメンバーだった。埼玉県人の自由と誇りを手にするため、関東一帯を巻き込んだ戦いには埼玉に対立する千葉解放戦線リーダー・阿久津翔(伊勢谷友介)や、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)も登場。邦画史上最大の茶番劇がついに劇場で繰り広げられる。
【取材・写真・文/編集部】
映画『翔んで埼玉』は2019年2月22日(金)より公開!
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌(友情出演)/中尾彬/間宮祥太朗、加藤諒、益若つばさ、武田久美子、麿赤兒、竹中直人、京本政樹
配給:東映
©2019映画「翔んで埼玉」製作委員会