移動都市が支配する世界へようこそ―『移動都市/モータル・エンジン』の本編映像が解禁された。

物語の舞台は「60分戦争」の1700年後の世界。人々は地上を這う巨大な移動型都市に住み、他の都市を喰うことによって資源を奪いながら生活している。とある目的を果たすため移動都市ロンドンに潜入した少女ヘスターは、青年トムに出会い、街の強欲な主導者と、彼らに反発し今一度地上に戻ろうとする人々との壮大なバトルに身を投じる。ヘスターの勇敢な冒険と、息をのむように雄大な世界観が圧巻の映像美で展開するアドベンチャー超大作。主人公の少女へスターを新鋭女優ヘラ・ヒルマー、青年トムをロバート・シーハンが演じるほか、ヒューゴ・ウィーヴィング、スティーヴン・ラングらが共演。

今回解禁された本編映像は、ロンドンの人々から尊敬されており市長から特別階級と特権を与えられた考古学者のサディアス・ヴァレンタイン(ヒューゴ・ウィーヴィング)と、その娘であるキャサリン・ヴァレンタイン(レイラ・ジョージ)、そして、ロンドンの博物館で見習いとして働き、サディアスのことを崇拝するトム(ロバート・シーアン)の3人が、喰ったばかりの岩塩採掘都市から希少なオールドテク(過去の古代技術)を発見するシーン。

「岩塩採掘都市のごみには貴重な“オールドテク”がある」と言いながら、サディアスが発掘者から受け取ったオールドテクを見て、驚きの声を上げるトム。それはフュージョン・インバーターと呼ばれる物で、一部の人が盗みを働かせるほど希少でとても危険なパワーを秘めた珍しいオールドテクだった。誰にも渡さず適切に処分すると言いながら大切そうにハンカチに包み懐にしまったサディアスは「工学士は我が物顔で困るよ。(奴らは)愚かな火遊びをしている・・・」と意味深な発言をするが、その意図が汲み取れなかったトムは困惑した様子をみせる。

果たしてサディアスが言う“火遊び”とは一体何のことなのか。ロンドン市民にとって絶対的に信頼できる存在でありながらも、ギラリとした怪しい目つきで裏の顔を覘かせる、ヒューゴ・ウィーヴィング演じるサディアスの姿に要注目の映像だ。サディアスを演じたヒューゴ・ウィーヴィングは、自身のキャラクターについて「彼は誰もが知るロマンチックな英雄だが、実はアウトロンドンの出身で孤独を抱えている。独立心が強く、非常に知的で機知に富んだ冒険家だが、複雑な面も多い。ストーリーが進むにつれ、彼の生い立ちや内面が明かされていく。彼のダークな面を知ることになるんだ」と説明。本映像で描かれている通り表と裏の二つの顔を隠し持つサディアスが企むこととは一体―。

本編映像

映画『移動都市/モータル・エンジン』は2019年3月1日(金)より全国で公開!
監督:クリスチャン・リバース 
出演:ヘラ・ヒルマー、ロバート・シーハン、ヒューゴ・ウィーヴィング、レイア・ジョージ・ドノフリオ、イ・ジヘ、ローナン・ラフタリー
配給:東宝東和
© Universal Pictures