ある青年と家族―実話に基づく愛と再生の物語『ビューティフル・ボーイ』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
本作は8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、現在はNetflixの人気ドラマ「13の理由」の脚本家として活躍する人物と、彼を支え続けた家族の物語。息子と父親それぞれの視点から描いた2冊の回顧録を原作とした、愛と再生を描く本作。息子ニック役をティモシー・シャラメ、父親デヴィッドをスティーヴ・カレルが熱演。シャラメは本作で才能をいかんなく発揮し、先日発表されたゴールデン・グローブ賞でも助演男優賞にノミネートされるなど、賞レースを牽引中。本国のメディアや評論家からアカデミー賞助演でノミネートが有力視されており、賞レースに期待がかかる。
今回解禁された予告編は、作品のタイトルにもなっているジョン・レノンが当時5歳の愛息ショーンに贈った名曲「ビューティフル・ボーイ」をスティーヴ・カレル演じる父・デヴィッドが子守歌として優しく口ずさむシーンから始まり、一転してティモシー・シャラメ演じる大人になった息子・ニックと、デヴィッドがダイナーで向き合うシーンに切り替わる。乱れた姿で、「恥ずかしいんだろ!自慢の息子がこんな姿になって」と父親へ叫ぶニック。お気に入りの音楽を一緒に聞いたり、ビーチで遊んだり、成長を一番近くで見守り、鮮やかな時間を共有してきた父と息子。しかし、そんな父子は、遊びの範囲に留めておくはずだったドラッグによって引き離されていく。もがき、闘う息子と、彼を愛し信じ続ける父。
海外版オリジナル予告編の良さを生かしながらも、堕ちていく姿さえも美しいティモシー・シャラメと、無償の愛と慈しみを与えるスティーヴ・カレルの演技が、観る者の胸を締め付ける。映像の最後は、本編で最も印象的な2人の抱擁と言葉で締めくくられる。通常、愛を伝える際の言葉として「I love you more than ANYTHING.」(他の何よりも愛している)が一般的なところを「I love you more than EVERYTHING」(すべてをこえて愛してる)と表現。そこから、「すべて(EVERYTHING)」というのが、いつしか2人の合い言葉となっていく様をニックの成長と共に見せる。父から息子へ贈る「すべてをこえて愛してる」というストレートな言葉が、胸に突き刺さる。また、冒頭のジョン・レノンの楽曲に加え、シガー・ロスの音楽も印象的で、エモーショナルな本作を感じることができる映像となっている。
予告編
映画『ビューティフル・ボーイ』は2019年4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
配給:ファントム・フィルム
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