高橋一生、川口春奈


『九月の恋と出会うまで』の公開直前イベントが2月26日(火)にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、高橋一生、川口春奈が登壇した。

大歓声と拍手で迎えられた高橋と川口。本作では“一途な想い”や“切ない奇跡”がキーワードになっているが、今回のイベントを前に“切ないシーン”を選んだ2人は、まさかの同じシーンを挙げ、驚きを隠せない様子の高橋。このシーンでは「(高橋演じる)平野の性格が出ている。相手を思っているばかりに○○なシーンです」とネタバレをしないように気を配りつつ説明。

川口も「いわゆる切ないうそ。このシーンの撮影の時は苦しかったし、切なかったし、お互いを思いあっているからこそうそにつながる」と語った。また、このシーンを台本で読んだときは「ちょっとギュッとしました」と明かす高橋に、川口も「ギュッとしました」とコメント。

イベントでは、Twitterで募集された「#未来からの声」を紹介し、高橋は自身の過去に対して「まだ自転車に乗っています」と伝えたいと語り、「(ロードバイクのいいところは)疾走感です。14歳のころから、その感覚がいいと思って乗っている」と明かした。川口は“10年前の自分にもっと勉強しろ”と言いたいと語り、「ちゃんと話を聞いていたらもうちょっといい大人になっていたのかな」と謙遜すると、高橋は「現場でもいろんなことを吸収しているのを見ているので反省なんかしなくていいと思います。僕なんて(14歳のころから)何も変わってない(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘った。

イベントでは、実際に撮影で使用された“キーケース”が観客から選ばれた1人にプレゼントされ、高橋から直接手渡しされた。最後に川口は「人が人を思う気持ちとか、まっすぐな気持ちが素敵でほっこりするので、少しでもみなさんに届いてくれたらうれしいです」、高橋は「人が人を思う気持ちという普遍的な想いを見ていただいて、感じて持って帰ってもらえらと思います。難しい理論も出てくるかもしれないけど、それを抜きにしてもわかってもらえると思います」と本作をアピールした。

愛する人のために―、一途な想いが時空を超えた、奇跡の純愛ラブストーリーが誕生した。小説家を目指している営業マンで、マンションの隣人・志織と一緒に未来から聞こえる声の主を探すことになる平野進役を演じるのは、『嘘を愛する女』『blank13』など注目の出演作品が後を絶たない、本作が恋愛映画初主演となる俳優・高橋一生。部屋の壁から「1年後の未来にいる」と言う男の声に話しかけられ、現在の平野を尾行することになるOL・北村志織役を演じるのは、『好きっていいなよ。』『一週間フレンズ。』『クリーピー 偽りの隣人』など幅広い役で活躍を続ける川口春奈。

【取材・写真・文/編集部】

映画『九月の恋と出会うまで』は2019年3月1日(金)より全国で公開!
監督:山本透
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」(双葉文庫)
出演:高橋一生、川口春奈、浜野謙太、中村優子、川栄李奈、古舘佑太郎、ミッキー・カーチス
配給:ワーナー・ブラザース映画
©松尾由美/双葉社 ©2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会