『運び屋』の特別試写会が2月28日(木)に都内で行われ、俳優の舘ひろしが登壇した。

今回行われたイベントには、たくさんのクリント・イーストウッド作品を見ている俳優・舘ひろしが、イーストウッドの最新作を通して、かっこいい男の生き方、仕事について語った。自身が出演している映画以外でのイベントに登壇するのは初めてだという舘は「緊張しています(笑)」と挨拶。イーストウッドについて「大好きな俳優」と明かす舘は「心にグッとくるセリフがいっぱいある」と本作の感想を語った。

これまでにイーストウッド作品を「あまり気づかなかったけど相当見ている」という舘。特に気に入った作品として監督と主演を務めた『ミリオンダラー・ベイビー』や、監督を務めた『ミスティック・リバー』を挙げた。また、イーストウッド自身については「その世代」とコメントし、「(舘が出演していた)『西部警察』をやっているときは『ダーティハリー』の影響を受けたりした」と明かした。

また、本作が90歳の男が運び屋だったという“前代未聞”な実話を基にしていることにちなんで、前代未聞だったことを聞かれた舘は、自身が主演作『終わった人』(2018)で第42回モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞を受賞したことと返すと、会場からは大きな拍手が寄せられた。

最後に舘は「本当におもしろい映画です。これまでのクリント・イーストウッドもそうですが、年齢を重ねた分だけかわいさがあったり、チャーミングなお芝居をしています。それだけでも楽しめるんじゃないかと思います」と本作をアピールした。

幾度となく麻薬を運び、巨額の報酬を得ていた伝説の“運び屋”。その男、なんと90歳の老人だった―。数々のアカデミー賞に輝く巨匠クリント・イーストウッド監督最新作にして、主演作。機知に富み、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の“運び屋”となった老人の前代未聞の実話を映画化。伝説の“運び屋”アールをクリント・イーストウッド、アールを追いつめる麻薬取締局の捜査官をブラッドリー・クーパー、さらにローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・イーストらアカデミー賞の常連俳優が脇を固め、さらに実の親子であるアリソン・イーストウッドが主人公の娘役として、新進のタイッサ・ファーミガらが出演する。

【取材・写真・文/編集部】

映画『運び屋』は2019年3月8日(金)より全国で公開!
監督・出演:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィ―スト、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ
配給:ワーナー・ブラザース映画
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