劇場版『えいがのおそ松さん』の初日舞台挨拶が3月15日(金)に新宿ピカデリーで行われ、櫻井孝宏、Dream Ami、松原秀、藤田陽一監督、サプライズゲストとして叶美香が登壇した。
公開初日を迎えたこの日に行われた舞台挨拶には、おそ松さん役の櫻井孝宏、主題歌を担当したDream Ami、脚本を担当した松原秀、藤田陽一監督、完成披露舞台挨拶にも登場した18歳の6つ子、そしてサプライズゲストとして叶美香が登壇し、本作の魅力などについて語られた。
冒頭で「やることはやった劇場版」と自信を見せた藤田監督。昨年一年間をかけて制作したという本作だが、企画自体は第二期(2017年10月3日~2018年3月27日放送)中にも持ち上がったことを明かしたが、「二期が終わってからじゃないと考えられない」とまだ形にはならなかったことを明かした。
TVシリーズと違い、長編作品である劇場版ではアフレコにかかる時間も異なり「実際収録がどれくらいで終わるかわからなかった」と振り返る櫻井。また、現場では「その日の終わりになると疲れちゃって、『始めるよ』って言っても戻ってこないんです。グズりはじめて・・・。この世界のままになって、そこも作品と当人たちがリンクするところがあって僕は面白かったです」と明かし、会場は笑いに包まれた。
舞台挨拶の終盤ではスペシャルゲストが登場する旨アナウンスされると、6つ子が登場。さらにサプライズで叶美香が登場すると「ビックリしたー!」と驚きを隠せない様子だった。さらに叶からは18歳の6つ子に「ピュアな心を持ったまま、自分と他人に誠実に生きていくこと」が大事だとアドバイスした。
最後に櫻井は「作っている過程で大変な部分もありましたが、すごく充実していました。今度はみなさんに楽しんでもらう番です。何度も劇場に足を運んでくださったらうれしいです」とメッセージを送った。
あの6つ子が 完全新作劇場版で帰ってくる―。赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作とし、大人になってもクズでニートだけど、どこか憎めない6つ子を描いたTVアニメ「おそ松さん」の完全新作となる劇場版。高校生時代の6つ子たちも登場し、「おそ松くん」と「おそ松さん」をつなぐストーリーが、初めて明らかになる。“笑い”はもちろん、まさかの“青春”や“感動”も詰め込んで贈る「おそ松さん」の新境地。
【取材・写真・文/編集部】
劇場版『えいがのおそ松さん』は全国で公開中!
監督:藤田陽一
原作:赤塚不二夫「おそ松くん」
声の出演:櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子
配給:松竹
© 赤塚不二夫/えいがのおそ松さん製作委員会 2019