一人じゃない、仲間がいる、この世界(ユニバース)には―『スパイダーマン:スパイダーバース』のメイキング映像が解禁された。
革新的なヴィジュアルのアニメーションとともに、フレッシュなスパイダーマン・ユニバースが誕生する。主人公は、ニューヨーク・ブルックリンの少年マイルス・モラレス。彼が暮らす世界には、スパイダーマンのマスクをかぶることができるのは一人だけではない、無限の可能性が秘められた<スパイダーバース>が存在していた―。『LEGO®ムービー』『くもりときどきミートボール』のフィル・ロード&クリストファー・ミラー、アヴィ・アラドが製作を務め、ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンが監督を務める本作。
今回解禁されたメイキング映像では、今までになかった革新的なビジュアル・スタイルによる新しいスパイダーマンの世界を作り出したと大絶賛の声も高い本作の制作の裏側をのぞくことができる。これまでそのユニークな感性を活かして『21ジャンプストリート』や英国アカデミー賞とアニー賞に輝いた『LEGO®ムービー』を手掛けてきた制作のフィル・ロードとクリス・ミラー自身が「アニメーションの制作過程が全て革新的だ」「コミックを映画で再現した」と語るように“これまでにリアルなCG表現だけでは実現できなかった新しい映像世界を作り出し、その世界(コミックブック)の中に観客が入り込む感覚”を実現するために行った様々な斬新な手法を紹介している本映像。
まるで観客自らがコミックブックへ入り込んだような感覚を高めるために挿入された“コミックのようなコマ割りシーン”や“2Dイラストレーション”で表現された未公開シーン映像が多数公開されているほか、本作においてその表現方法が特に象徴的な“プラウラーがマイルスを追跡する”シーンを制作スタッフ自ら解説。このシーンは素早く動く動作が連続するアクションシーンだが、その動きをCGでクリア・リアルに再現するのではなく、CGの上にあえて手描きでぼかしを入れたり、まるで印刷の時に起こるような色ズレをわざと映像で再現する“色収差”という手法を採用、加えて白黒の線画やスローモーション、目の動きのカットでその感情の動き表現するなど、綿密に計算され尽くした映像制作の過程を詳細に説明。これまでに見たことのない劇的でインパクトのあるショットが実現した制作過程の裏側を語っている。
メイキング映像
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は全国で公開中!
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント