『翔んで埼玉』の大ヒット御礼舞台挨拶が3月18日(月)に新宿バルト9で行われ、GACKT、益若つばさ、武内英樹監が登壇した。
劇場後方の扉からGACKTに集まった観客からは大きな歓声が寄せられる中で始まった今回の舞台挨拶。先日行われた舞台挨拶の後には登壇者が集まって話す機会があったというGACKTだが、その際に「監督が構想2年で、2回くらい挫折しかけた」と泣きながら話したことを明かしたが、隣にいた京本政樹が「それを聞いて笑ってた・・・なんて人だと!」と明かし、会場は笑いに包まれた。
早速話題に上がった武内監督だが「シカゴで上映したらなぜかゲラゲラ笑ってた。上海でも。意外と海外でも笑いが取れることが分かった」とコメント。GACKTにもその声は届いているようで、「そもそも埼玉知らないだろうって(思って)説明できないんですよ。よくわからないかもしれないねって言ったら、見終わってから連絡があって、“おもしろい”って言うんです。どこにでもある話だし、日本にもむしろあったんだねって」と意外な共通点があったことを明かした。
舞台挨拶では、MCからの問いかけで最も多く見たリピーターをステージに呼び、見た回数分の“狭山茶”をGACKTから手渡しでプレゼント。16回鑑賞したという観客に、GACKTは「16回も見に来たのは心に病があるから?」と問いかけ会場は爆笑に包まれた。また、この観客が、最もリアクションが大きかったのは「池袋が最高でした」と明かすと、GACKTじゃ「やっぱり池袋って埼玉の夢の場所なんですね」と答え、会場はさらなる笑いに包まれた。
最後にGACKTは「(多く鑑賞した観客から)『各地の反応を見たくて』と言われて、そういう楽しみ方があるんだなって気づきました。僕もタイミングがあったら、池袋はもちろんいくつか回って、自分のインスタライブで中継したい」とコメント。また「みなさんが思っている以上に細かいこだわりが入っているので、スクリーンじゃないと気付かないことがあると思います」と本作をアピールした。
埼玉県人への徹底的なディスリが強烈なインパクトを放つ本作。東京都知事の息子であり、東京屈指の名門校の生徒会長である壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、アメリカ帰りの帰国子女・麻実麗(GACKT)。見るからに東京都民の麗は、実は通行手形の撤廃を求める埼玉解放戦線のメンバーだった。埼玉県人の自由と誇りを手にするため、関東一帯を巻き込んだ戦いには埼玉に対立する千葉解放戦線リーダー・阿久津翔(伊勢谷友介)や、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)も登場。邦画史上最大の茶番劇がついに劇場で繰り広げられる。
【取材・写真・文/編集部】
映画『翔んで埼玉』は全国で公開中!
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌(友情出演)/中尾彬/間宮祥太朗、加藤諒、益若つばさ、武田久美子、麿赤兒、竹中直人、京本政樹
配給:東映
©2019映画「翔んで埼玉」製作委員会