第71回カンヌ国際映画祭オープニング作品『Everybody Knows(英題)』が『誰もがそれを知っている』の邦題で6月1日(土)より公開されることが決定した。
きっかけは15年前スペインで目にした一枚の行方不明者の写真―。隠していたはずの“秘密”をめぐる新たなる極上サスペンス誕生。『別離』『セールスマン』で2度のアカデミー外国語映画賞に輝くイランの名匠アスガー・ファルハディ監督が初となるオールスペインロケで挑んだ最新作。15年前のスペイン旅行で目にした壁に貼られた行方不明の子供の写真に着想を得て、監督がずっと温めてきた物語。スペインの故郷で久々に再会した家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪きっかけに、隠していたはずの真実をめぐり家族の秘密と嘘がほころび始める・・・。
ファルハディ監督の長年のラブコールに応えて、スペインを代表する女優ペネロペ・クルス、さらに夫のハビエル・バルデムも加わりこれまでにない豪華なキャスティングが実現。母国スペインを舞台とする本作の企画がスタートした4年前から2人は監督への協力を惜しまず、すでにキャラクターは唯一彼らに当て書きで執筆されていたという。昨年の第71回カンヌ国際映画祭では華々しくオープニングを飾り、“ここ数年の中で最も力強く、価値のあるオープニング作品の1つ-BBC”“巧みに語られる物語は、間違いなく普遍的な喜びとなる- Screen”“役者たちのスター性が最新作を新たなレベルに押し上げている-IndieWire”など、これまで世界を虜にしてきた濃密な脚本と新たに加わったキャストのスター性の融合に世界中が絶賛、カンヌと同日に劇場公開を迎えたフランスでも大ヒットを記録した。
また、脇を固めるのは、アカデミー賞外国語映画賞受賞『瞳の奥の秘密』で知られるアルゼンチンの国民的名優リカルド・ダリン、『マジカル・ガール』でゴヤ賞主演女優賞を受賞したバルバラ・レニーほか、実力派キャストが集結。撮影は『ボルベール<帰郷>』など巨匠ペドロ・アルモドバル作品で知られるベテラン、ホセ・ルイス・アルカイネが務めるなど初のスペイン作品に強力なバックアップが実現。綿密な脚本と緊迫感溢れる語り口で、人間社会の裏に潜む普遍的なテーマを鋭く描き出す名匠が仕掛ける、家族の秘密と嘘をめぐる新たなる極上サスペンスの傑作が誕生した。
映画『誰もがそれを知っている』は2019年6月1日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開!
監督・脚本:アスガー・ファルハディ
出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン
配給:ロングライド
© 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION - MORENA FILMS SL - LUCKY RED - FRANCE 3 CINÉMA - UNTITLED FILMS A.I.E.