『今日も嫌がらせ弁当』の特別試写会イベントが3月23日(土)に八丈島にある多目的ホールで行われ、塚本連平監督、原作者のKaori(ttkk)、さらにサプライズゲストとして主演の篠原涼子が登壇した。

本作の舞台で、主な撮影地となった八丈島で行われた今回のイベント。塚本監督は「4年前に東京の本屋でKaori(ttkk)さんの書かれた本を立ち読みし、声を出して笑いました。どうしても映画にしたいと思い、それから3年経って去年撮影ができ、それから1年」と振り返り、原作者であり、八丈島在住のKaori(ttkk)は「何を話していいかわからない・・・」と感激で胸いっぱいの様子で、「娘たちからは、かおり役が篠原さんなんて有り得ない!と言われました(笑)」と明かした。

篠原の演技について「人間としての面白い部分と、あたたかい部分がこの役にぴったりで、この役は篠原さん以外考えつかなったです」と絶賛した塚本監督は、「篠原さんの娘役の芳根京子さんは色々な感情の表現がとても上手かったし、佐藤隆太さんは初めてご一緒しましたが、人柄が芝居に出ていて演技もとても良かった」と語り、芳根の幼馴染役を演じた佐藤寛太については「すごく変な役なのですが、あんな変な役を真面目に出来る人はいない!」とそれぞれ魅力的なキャラクターを演じきった俳優陣の魅力を語った。

さらにイベントには、主演で持丸かおりを演じた篠原涼子がサプライズで登場。割れんばかりの拍手が沸き起こる中で、篠原は「撮影の時に八丈島は随分満喫させていただきましたが、今回も島に到着してから早速美味しいお食事や島の名産の明日葉をたくさん食べました。本当にいい町だなという印象だったので、この映画も本当にいい作品になっています。みなさんに是非観ていただきたいです!」と八丈島に帰ってきた喜びを語った。

最後に塚本監督は「お子さん連れでも楽しんでいただけるように作っているので、もし上映中にお子さんから質問されたりしたら小さい声で教えてあげても大丈夫だと思います。そんな雰囲気で親子揃って楽しんで観ていただければ嬉しいです」と挨拶し、和やかな雰囲気のままイベントは幕を閉じた。

八丈島に住むシングルマザーのかおりが、高校生の娘・双葉に仕掛けたお弁当をめぐる母娘バトルの実話エッセイの映画化した本作。お弁当に込められる、母からの愛情あふれるメッセージに誰もが心打たれる感動作。八丈島に暮らす主人公のシングルマザー・持丸かおりを篠原涼子が演じ、反抗期の娘・双葉を芳根京子が演じるほか、かおりのブログ愛読者で一児のパパ・信介に佐藤隆太、双葉の姉・若葉に松井玲奈、双葉が密かに想いを寄せる同級生・達雄を佐藤寛太が務める。監督・脚本は塚本連平がつとめ、八丈島の雄大な自然の中で暮らす登場人物をユーモラスに生き生きと描く。

映画『今日も嫌がらせ弁当』は2019年6月28日(金)より全国で公開!
監督・脚本:塚本連平
出演:篠原涼子、芳根京子、松井玲奈、佐藤寛太/佐藤隆太
配給:ショウゲート
©2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会