『僕に、会いたかった』の完成披露上映会が4月3日（木）にTOHOシネマズ日比谷で行われ、TAKAHIRO、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生、秋山真太郎、小市慢太郎、錦織良成監督が登壇した。

本作で“寡黙な漁師”を演じたTAKAHIROは、冒頭で「記憶をなくした男を演じさせていただきましたが、みなさんとは記憶に残るひと時を過ごせれば」と挨拶し、板垣に「うまいって言わないと！」とツッコミを入れると、板垣は「マイクなしで言ってました（笑）」と返すなど和気あいあいとしたムードで始まった今回の舞台挨拶。

さらにTAKAHIROは、板垣について「会ったばかりで、人って緊張するじゃないですか。現場は言ったら、社長でもしないくらいの座り方をしていて・・・」と言い、これに柴田も「見ました！（笑）」とコメントし、板垣は「もっといいこと言ってください！」と苦笑する場面も。

また、ロケ地では空き時間によく釣りをしていたというTAKAHIRO。釣りが上手なTAKAHIROに対して、「全然釣れない」という板垣は「大きな魚をTAKAHIROさんが釣ったと言っていて、その時の顔が子どものようで」と明かすと、TAKAHIROは「そろそろグーで殴るぞ（笑）」とツッコミを入れ、板垣は「大人になっても楽しめる大人になりたいっていうリスペクトをさせていただいたというお話ですよ！」と説明し、TAKAHIROは「最高の褒め言葉です」と語った。

島留学に来た高校生役の柴田は「私たちは便利で、何かほしければすぐに手に入ってしまう」と改めて島での暮らしとの違いを感じた様子で、実際に島にいた高校生と話したところ「すごく堂々としていて、自分を持っていた」と振り返った。

本作では出演するキャストとして、さらにプロデューサーも兼ねている秋山は「いろいろ大変だったので、今日は本当に一安心。まだ公開を迎えていないので、半分半分という感じです」と緊張と安心の入り混じった表情を見せた。

本作でも新しい挑戦となったTAKAHIROだが、“今後新たにチャレンジしてみたいことは？”という質問に「富士山に登ってみたい」と明かし、「頂上まで登りたいです。登らせていていただきます！」と宣言した。また、今春から大学生になる山口は「海外に行ってみたい」といい、「ベトナムに行ってみたい」と明かすと、TAKAHIROから「一人で行くの？一人はやめたほうがいいんじゃないかな」と心配し、さらに「急に海外一人は心配ですね。何かあると嫌なので。後で事務所の人と話しておきます」とコメントし、会場を沸かせた。

最後にTAKAHIROは「とても心温まる映画になっています。人と人のきずなと心を感じていただいて、周りの方々に感謝の気持ちを伝えたくなっていただければありがたいです」とメッセージを送った。

本作は、島で一二を争う凄腕の漁師の主人公・池田徹が、とある事故をきっかけに記憶を失い、島の人々の優しさに触れるうちに、新しい自分を見つけ出す家族の絆と再生を描く感動の物語。TAKAHIRO演じる主人公・徹を献身的に支える母親役には松坂慶子、主人公・徹に寄り添う心優しい医師役には小市慢太郎、“島留学”で島にやってくる学生役には山口まゆ、さらに板垣瑞生などフレッシュなキャストが参加。壮大なロケーションで魅せる、心暖まる感動の人間ドラマに仕上げた。

【取材・写真・文／編集部】

映画『僕に、会いたかった』は2019年5月10日（金）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開！
監督：錦織良成
出演：TAKAHIRO／山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生、浦上晟周、小野花梨／宮本裕子、吉野由志子、川村紗也、斉藤陽一郎、清水宏、山下容莉枝／秋山真太郎、黒川芽以、小市慢太郎 ／松坂慶子
配給：LDH PICTURES
©2019「僕に、会いたかった」製作委員会