『僕に、会いたかった』のロケ地である島根県隠岐の島・島前高校で4月9日(火)にサプライズ舞台挨拶が行われ、TAKAHIRO、松坂慶子、秋山真太郎、錦織良成監督が登壇した。

この日は高校の入学式でもあり、新入生や在校生、学校関係者や保護者らが参加。映画の上映前に錦織監督から映画撮影の多大なる協力への感謝と、映画が完成したことの報告が述べられると続けて「実は、みんなもお礼が言いたいと来てくれました」と紹介され、TAKAHIRO、松坂慶子、秋山真太郎が登壇。場内は大歓声に包まれた。

TAKAHIROは「忘れもしない、クランクインがこの島前高校だったんです。戻ってくることができ、うれしく思います」と笑顔で挨拶。錦織監督から「脚本を書いた時に思い浮かべたのが松坂さん」というラブコールを受けて出演が決まった松坂も「今日は入学式だったんですって?おめでとうございます。隠岐の島は本当に美しいところで、わたしにとっては神秘的で世界とのつながりを感じる場所です。こういう場所だから、みんなが素直な優しい人に育つのかな。良いところに住まれて、いいですね」と目の前の新入生たちに優しく語りかけた。

秋山は「島前高校の桜並木で、僕が坂道の上から自転車で駆け下りてくるという松坂さんとの共演シーンがクランクインでした」と語り、松坂から「すごい運動神経で、毎回ぴったりの位置に止まるのよね」と言われると場内は笑いに包まれた。松坂は撮影以外でも部屋にこもったりするのではなく、島を散策していたそうで、TAKAHIROは「ロケ中、車で移動するときに道で松坂さんをお見掛けするんですよ。『すごい!松坂さん、1人でお散歩されてる』と驚きました」と語った。「運動場も広いし、鉄棒使ってロケの空き時間などに筋トレしたりしていたんです。あと(島留学の生徒が住む)寮の食堂でカレー食べたりしましたね」と語ると、生徒たちからは大きな驚きの声が上がった。

ここで、急きょ生徒からの質問に答えるQ&Aが開催され、男子生徒からの「なぜそんなにかっこいいんですか?」という質問にTAKAHIROは「俺にもわかんないんだよね~(笑)」と答え、笑いを誘った。「男っていうのは、生き様が出るのかなと。生き様が男をかっこよくすると思う。そしてこれからたくさん恋をすると思うけど・・・彼女はいるの?」と逆質問。「(同じ学校に)彼女いまーす!」と男子生徒が元気よく答えると「早いな!」と返し、秋山とともに「俺たちが同じ年ごろのころは恥ずかしくて言えなかったな」としみじみと語った。

最後にTAKAHIROは「島民の皆さんのご協力あってこそ出来上がった映画です。隠岐の島のすばらしさを日本全国の皆さんにお伝えできるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。

本作は、島で一二を争う凄腕の漁師の主人公・池田徹が、とある事故をきっかけに記憶を失い、島の人々の優しさに触れるうちに、新しい自分を見つけ出す家族の絆と再生を描く感動の物語。TAKAHIRO演じる主人公・徹を献身的に支える母親役には松坂慶子、主人公・徹に寄り添う心優しい医師役には小市慢太郎、“島留学”で島にやってくる学生役には山口まゆ、さらに板垣瑞生などフレッシュなキャストが参加。壮大なロケーションで魅せる、心暖まる感動の人間ドラマに仕上げた。

映画『僕に、会いたかった』は2019年5月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
監督:錦織良成
出演:TAKAHIRO/山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生、浦上晟周、小野花梨/宮本裕子、吉野由志子、川村紗也、斉藤陽一郎、清水宏、山下容莉枝/秋山真太郎、黒川芽以、小市慢太郎 /松坂慶子
配給:LDH PICTURES
©2019「僕に、会いたかった」製作委員会