余命半年の元生徒と教師の再会―最後に分かり合えた絆の物語『泣くな赤鬼』の予告編が解禁された。
ベストセラー作家・重松清が“特に教師濃度の高い作品集”と語る短編集『せんせい。』に所収「泣くな赤鬼」を映画化した本作。陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導から“赤鬼先生”と呼ばれていた城南工業野球部監督・小渕隆は、甲子園出場一歩手前で夢叶わず、10年が経ち疲れた中年になっていた。ある日、立派な大人に成長したかつての教え子・斎藤智之(ゴルゴ)と病院で再会するが、末期がんで余命半年であることを知らされる。赤鬼は、ゴルゴのために何ができるのか―。主人公“赤鬼先生”こと小渕隆を堤真一、教え子・ゴルゴこと斎藤智之役を柳楽優弥、ゴルゴを支える妻・雪乃役を川栄李奈が演じるほか、麻生祐未、キムラ緑子、竜星 涼ら豪華キャストが集結。
今回、本作の予告編が解禁された。「先生さ、生徒の葬式とか出たことあるの?」という衝撃的な一言から始まる本映像。重松清が十数年前、高校の教壇に立つ友人に「学校の先生になって一番つらかった思い出」を訪ねた際の返答がきっかけとなり原作が生まれている。10年の月日が経ち、厳しさでしか生徒と向き合うことが出来なかった“赤鬼先生”の後悔。余命一年となった元教え子に、「今更俺に何が出来るって言うんだ・・・」と、教師の葛藤がドラマチックに描かれる。「あの子がやりたい事をやらせてあげたいんです」―ゴルゴの母の一言を受け、赤鬼先生がとった、涙なしでは見られない思いがけない行動とは―。バスの車中、外の景色を眺めながら涙を必死にこらえる赤鬼先生の姿に、深く心を打たれる。
予告編
映画『泣くな赤鬼』は2019年6月14日(金)より全国で公開!
監督:兼重淳
出演:堤真一/柳楽優弥、川栄李奈、竜星涼、キムラ緑子、麻生祐未
配給:KADOKAWA
©2019「泣くな赤鬼」製作委員会