赤穂浪士の本当のミッションは“予算内に討ち入ること”・・・『決算!忠臣蔵』の第6弾キャストが発表された。
年末の風物詩・忠臣蔵。本作はこれまでと一線を画す新しい忠臣蔵。主君・浅野内匠頭の仇を討つため、上限予算9500万以内でなんとか討入りするべく、「これなんぼ?」が口癖の内蔵助を筆頭に、なんと本編は全編関西弁。主演・大石内蔵助に堤真一、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助には時代劇初挑戦の岡村隆史。さらに堤真一、岡村隆史に続く、第2弾キャストとして、濱田岳、妻夫木聡、荒川良々、石原さとみ、竹内結子、西村まさ彦、寺脇康文、上島竜兵、堀部圭亮、山口良一、鈴木福、千葉雄大、滝藤賢一、笹野高史らが共演する。
今回、本作の第6弾キャストとして、西川きよし、桂文珍の出演が発表された。漫才師として、落語家として、一時代を築き上げ、現在も最前線を走る西川きよしと桂文珍。そんな百戦錬磨の両師匠、意外にも映画やドラマなどへの出演はそれほど多くないが、今回は同事務所の後輩・岡村隆史がW主演を務める映画への挑戦を快諾。きよし師匠は岡村演じる矢頭長助と同じそろばん侍で、赤穂藩次席家老・大野九郎兵衛、文珍師匠は大石内蔵助らが赤穂藩再興の望みを託す遠林寺の住職・祐海和尚を演じる。
撮影現場では台本を片時も離さず、何度も何度もセリフを反芻し、真剣に役に向き合っていたきよし師匠。笑いを封じて作品のために「小さなことからコツコツと」取り組むその姿は、“俳優”・西川きよしと表現するに相応しいものだった。W主演の重責を担う岡村を気遣う姿も印象的で、「同じ板に上がったら、先輩も後輩もないからな」と酸いも甘いも経験してきたきよし師匠ならではの懐の深さも垣間見えた。一方の文珍師匠は、何年も貫いてきたヘアスタイルを、「岡村くんのためやからな、何でもするで」と、今回の和尚役に合わせて快く剃髪。後輩への深い愛情を感じる決断に、スタッフ一同、目頭が熱くなっていた。
きよし師匠は出演にあたり「大石内蔵助の役がついに来たか!と思いました。」と笑いを交えながらも「実際いただいた役は大野九郎兵衛という役で、役作りのために本を読んで勉強をしました。」と今回の挑戦を振り返り、文珍師匠も「まさか!まさか!私が『忠臣蔵』の映画に出演する日が来るなんて!!」と「忠臣蔵」への想いはひとしおで、演じた祐海和尚については「私にぴったりの役でした(笑)」と手応えは十分の様子。
映画『決算!忠臣蔵』は2019年11月22日(金)より全国で公開!
監督・脚本:中村義洋
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)
出演:堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、石原さとみ
配給:松竹
©2019「決算!忠臣蔵」製作委員会