『プロメア』の完成披露舞台挨拶が5月15日(水)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、ケンドーコバヤシ、古田新太、佐倉綾音、中島かずき(脚本)、今石洋之監督が登壇した。
「天元突破グレンラガン」(2007)、「キルラキル」(2013)のTVシリーズを手掛けた今石洋之監督と脚本の中島かずきが再びタッグを組んだ本作。真っ赤な炎が映し出されたスクリーンの前に登場した松山は「まず驚いたのは色です。炎だったり、水だったり、氷だったり。見たことがない氷や水だったので、引き込まれました」とその世界観に驚かされた様子を明かした。
そんな映像美に加えて豪華キャストが話題の本作。キャスティングについては、本作の脚本を担当した「劇団☆新感線」の座付き作家である中島かずきが「最初に第一希望として提案したらうまい具合に全部通った」と明かし、あてがきというわけではないものの、「書きながら何となく、松山君で書いたところもあるという空気ではあった」とキャスティングを思い浮かべながらの作業であったことを明かした。
共演した早乙女について、松山は「何度か共演させていただいて、なんとなく今までやったような間柄でやれた」と振り返り、堺については「今回初めてだったんですけど、“ある段階”から仕事をさせていただいた。最終的には3人で、7歳の子供に帰ったような気持ちで必殺技を言い合ったりしました」と明かすと会場からは笑いが起きた。
また、完成した本作を見た松山は、共演者の声も気に入っているようで「(早乙女)太一君も色気がある。キャラクターにマッチしていて、男性なんですけどムラムラする感じがする」と独特な表現で感想を語ると、これに早乙女は「気持ち悪いな、言い方が・・・(笑)」と鋭いツッコミ。しかし松山は続けて「堺さんは二面性がある。そういうところにもムラムラする」と語り、会場の笑いを誘った。
「天元突破グレンラガン」(2007)、「キルラキル」(2013)のTV シリーズを手掛けた今石洋之(監督)と中島かずき(脚本)のコンビが組んだ完全オリジナル作品。二人のコンビとしては初の劇場長編作品。キャラクターデザインはディズニー映画『ベイマックス』のコンセプトデザインを手掛けたコヤマシゲトが担当。音楽は「進撃の巨人」ほか数々のドラマ、アニメを手掛ける澤野弘之、美術監督には『メアリと魔女の花』の久保友孝が手掛ける。主人公で消防隊<バーニングレスキュー>に所属する新人隊員ガロ役を松山ケンイチ、そしてガロの宿敵となるリオ役を早乙女太一がW主演。さらにガロの上司であるクレイ役に堺雅人。
【取材・写真・文/編集部】
映画『プロメア』は2019年5月24日(金)より全国で公開!
監督:今石洋之
配給:東宝映像事業部
©TRIGGER・中島かずき/XFLAG