『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の完成披露試写会が5月23日（木）に都内で行われ、坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、野口照夫監督、山本清史監督が登壇した。

実写パートとゲームパートという特殊な構造をしている本作で、主人公・アキオを演じた坂口は「最初に台本を読んだ時に、僕がゲームの世界に入ってお芝居をすることかと勘違いしてたんです」と明かし、父親役の吉田との関係について「あまり言葉を交わさないんです。セリフじゃない部分を大切にお芝居をしようと思っていました」と振り返った。そんなアキオを演じるにあたって、役作りとして「実際に『ファイナルファンタジーXIV』をやらせていただいて、すごく楽しい役作りでした。遊んでいるわけじゃないんですけど・・・こういうふうになってるんだっていうのもあった」と振り返った。

それに対して吉田は「ゲームと実写が一緒になっていると伺っていて、脚本を読んでいるだけでは理解ができないところがありました」と明かしつつ、「実は僕ゲーマーで」という告白に会場からは驚きの声も上がった。さらに「『ファイナルファンタジー』は1からずっとやっているんですけど、とうとう来るべきものが来たなと」とコメントし、会場の笑いを誘った。

また、映画のストーリーにちなんで、“これまでの人生で熱中したものは？”という質問に坂口は「最近トレーニングをしています。筋肉は裏切らないです」と明かし、会場からは歓声が沸き起こった。その筋肉を触ろうとして、照れ笑いを浮かべる坂口に続けて、「お芝居に熱中しています」と答えた吉田。佐久間は「もっぱら馬です。乗馬にハマって抜け出せないです」と明かした。山本は「ない・・・。見つけられたらいいな。家にいることが多いので寝ることかな」と答え、会場からは笑いが起きた。

さらにゲーム中のキャラクター、マイディーがステージに登場し、坂口は「久々の再会ですね」と言いつつ、マイディーが横を向いて坂口を見ていることに「すごい見てくる（笑）」と笑いを誘った。最後に締めの挨拶を求められた坂口と吉田は個別の挨拶ではなく、2人でのトーク形式での挨拶を提案。お互いに「いい映画ですよね」とコメントし、坂口は「共感性が高い」、吉田は「僕と坂口君は絡みはあまりないんですけど、熱い演技合戦が行われていることに気づいた人はすごいです」と本作をアピールした。

本作は、息子である事を隠して父とオンラインゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が1,000万を超えるブログが原作。たちまち人気を集めて書籍化、さらに地上波でドラマ化もされた感動作が、スクウェア・エニックスの全面協力を得てついに映画化。ずっとすれ違ってきた父子が、オンラインゲームの世界を共に旅する。しかし父は、それが息子であることを知らない―。実際に、息子が父親の本音を知るために計画をした一風変わった親子の感動作に、息子・岩本アキオ役に坂口健太郎、父・岩本暁役に吉田鋼太郎のW主演、そしてアキオの会社の同僚・里美役に佐久間由衣、アキオの妹・美樹役に山本舞香、アキオの会社の先輩・吉井役に佐藤隆太、アキオの母親役に財前直見と豪華キャストが集結した。

【取材・写真・文／編集部】

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は2019年6月21日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開！
監督：野口照夫（実写パート）、山本清史（ゲームパート）
出演：坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、前原滉、今泉佑唯、野々村はなの、和田正人、山田純大／佐藤隆太、財前直見
声の出演：南條愛乃、寿美菜子、悠木碧
配給：ギャガ
©2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会　©マイディー/スクウェア・エニックス