生き延びたければ、決して、水に近づいてはいけない―『ラ・ヨローナ ~泣く女~』の特別映像が解禁された。
ヨローナとは、メキシコ発祥の古くから語り継がれる怪談に登場する、呪われた“泣く女”。かつて愛する夫が浮気をしたことにより、嫉妬に狂い、夫が世界で一番愛する我が子を溺死させてしまい、その後悔から彼女は嘆き苦しみ、ついには正気を失って自ら川に身を投げ、呪いとなってこの世を彷徨っている。ヨローナの涙は今も枯れることはない。彼女は水のあるところに現れる。生き延びたければ、決して、水に近づいてはいけない―。
全米で初登場1位を記録し、全世界がその泣き声に恐怖した本作は日本でも観客動員数ランキングで初登場9位に泣きながら躍り出ている。関連作となる『死霊館』ユニバース作品はこれまでTOP10入りしたことがなく快挙達成となる。また、公開に合わせて実施された出口調査では、10代~20代の満足度は驚異の100%を記録。さらにホラー映画作品として異例の女性満足度100%を叩き出している(※満足度リサーチ結果はワーナー調べ)。
今回、本作の大ヒットを記念して特別映像が到着した。本映像は劇中の呪術医ラファエル(レイモンド・クルツ)のセージを使用したお払いシーンで幕を開ける。このラファエルを演じる俳優の配役に、チャベス監督は最初からレイモンドを考えていたそうだ。監督は「レイモンドは実際にはとてもやさしく寛大な人なんだ。野性的で危険な雰囲気をあそ
こまで出せるとは思わなかった。本当にすばらしかったよ!この役の演技を完璧にこなしてみせたんだ」と興奮気味で太鼓判を押している。
本作には本物の呪術医ミゲル・フランコがコンサルタントとして招かれている。ミゲルは「呪術医とは自然の手法を使って病気を治す人だ。その手法は伝統医学とはかけ離れている」という日本では身近ではない呪術医を解説。実生活で呪術医が身近なパトリシア・ベラスケスは「常に呪術医に助けを求めているわ。誰かが病気の時だけでなく、幸運を願うときも祈りをささげてもらうの」と、その存在の大きさを語る。
本作の撮影の前にはミゲルが劇中のお払いシーンと同じく、セージの煙による祈りをスタッフの前でささげている。キャスト一人一人にも儀式を施し、リンダ・カデリーニは「素敵な経験だった。撮影の前に前向きな儀式をしたのは良かったわ」と話し、また別のインタビューでは「セットでは予期せぬことが起こることもあるし、出演者やスタッフが病に倒れることもある。そういった不確定要素がどれだけ撮影に影響を与えるのかは誰にもわからないの。そして闇を抱える映画だからこそ、撮影に飛び込む前に明るいことをするのは良いことだと感じたわ」と感謝しきりの様子。令和最初の本格ホラー大ヒットの裏には本物の呪術医の存在が不可欠だったようだ。
特別映像
映画『ラ・ヨローナ ~泣く女~』は全国で公開中!
監督:マイケル・チャベス
出演:リンダ・カデリーニ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス、ショーン・パトリック・トーマス、ジェイニー=リン・キンチェン、ローマン・クリストウ
配給:ワーナー・ブラザース映画
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