6月20日より開幕するフランス映画祭 2019のラインナップ発表記者会見が5月28日(火)に都内で行われ、フェスティバル・ミューズを務める中谷美紀らが登壇した。
今回行われた記者会見に登壇したのは、中谷美紀のほか、林文子 横浜市長、川口均 日産自動車株式会社副社長チーフサステナビリティオフィサー、ローラン・ピック 駐日フランス大使、イザベル・ジョルダーノ ユニフランス代表が登壇した。
冒頭の挨拶では、昨年より再び横浜で開催されることになったフランス映画祭が13,000人以上の来場者を記録したことで「大成功と言えると思います」と自信を見せたローラン・ピック駐日フランス大使。続けて紹介された中谷美紀は「人々の心に寄り添い、そして誰かが言えなかった言葉を代弁し、時には社会に対して問題提起をする存在であり続けた」とフランス映画を評価。また、開催地である横浜については「カンヌの街に少し似ています。街の風情もともに楽しんでいただけたら」とコメントした。
今回のフランス映画祭で団長としてクロード・ルルーシュ監督が来日することが発表され、10代のころからフランス映画が好きだったという中谷は「お目にかかれることが光栄です」と笑顔を見せ、また「フランス映画は光と影を大切にとらえ、人々の人生をぶつさに見つめ、弱者に対しても温かいまなざしを向けているのがいいところ。時にピリッとしたジョークが味わえるのが醍醐味かなと思っています」とコメントした。
また、「10代のころは土日はたいがい映画館に行っていて、日曜日は1日4本くらいはしごした」という中谷は「私の青春はフランス映画でした」と振り返り、かつて渋谷にあったミニシアターの名前を挙げ「なくなってしまった映画館を思うだけで悲しくなってしまう」と残念そうな顔を見せる場面もあった。また、パンフレットもよく買っていたという中谷は「見比べると楽しい」と、監督や俳優で作品を選ぶこともあったことを明かした。
今回のフランス映画祭2019 横浜では短編1作品を含む全16作品を上映。多くの作品で監督をはじめとするゲストの来場が予定されている。
上映作品
『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
『男と女III 人生最良の日々(仮)』
『ゴールデン・リバー』
『アマンダと僕』
『カブールのツバメ』
『ゴーストランドの惨劇』
『ディリリとパリの時間旅行』
『社会の片隅で』
『愛しのベイビー』
『ウルフズ・コール』
『スクールズ・アウト』
『シノニムズ』
『マイ・レボリューション』
『アイディアル・パレス シュヴァルの理想宮(仮)』
『崖っぷりの女たち』
『嵐』
※『嵐』は短編作品のため『カブールのツバメ』『愛しのベイビー』『マイ・レボリューション』と併映
チケットは、横浜みなとみらいホールで上映されるオープニング上映作品『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』『男と女III 人生最良の日々(仮)』が明日29日(水)10:00より、そのほかの作品が明日29日(水)8:00より販売開始される。チケットの詳細は フランス映画祭2019 横浜公式サイトにて。
フランス映画祭2019 横浜は2019年6月20日(木)~23日(日)に横浜・みなとみらい地区を中心に開催!