マーベル映画の最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』の特別映像が解禁された。

世界を危機に陥れる強大な敵とミュータントたちの時空を超える壮絶な戦いを描き、全世界で驚異の大ヒットを記録したメガヒット・シリーズ最新作。⼈類を救う戦いから10年―。巨⼤な脅威・アポカリプスへの壊滅的な⼀撃を与えたのは、サイコキネシスとテレパシーの特殊能⼒を持つX-MENのジーン・グレイだった。しかしジーンは、事故が原因でダークサイドが増殖、封じ込められていたもう一つの人格<ダーク・フェニックス>を解き放ってしまう―。ジーンを演じるのは前作に続きソフィー・ターナー、プロフェッサーX(チャールズ)のジェームズ・マカヴォイ、マグニートー(エリック)のマイケル・ファスベンダー、ミスティーク(レイブン)のジェニファー・ローレンスら豪華キャストが再結集。謎に包まれた女性キャラをジェシカ・チャスティンが演じる。

今回、アメコミ界伝説のコミック「ダーク・フェニックス・サーガ」の原作者2人が語る特別映像が到着した。スタン・リーからのスカウト秘話を始め、映画誕生秘話を熱く語る必見の映像となっている。主人公ジーン・グレイが“恵まれし子らの学園”に足を踏み入れるシーンから始まる映像は、本編と原作コミックの各シーンが交互に映し出されていく。クリス・クレアモントはジーンが〈ダーク・フェニックス〉へと突如覚醒し、仲間であるX-MENとの間で苦悩する姿を描いたと切り出し、原作執筆、編集を務めたルイーズ・サイモンソンに「僕がスタン・リーに学んだ事は、『行動は結果を伴う』」と、スタン・リーについて語る場面も映し出される。

原作「ダーク・フェニックス・サーガ」ついてクレアモントは「常に目指したのは、彼女の能力を見せつけ最後に世界を救わせる。彼女をチームの中心に据えて、スコット(サイクロップス)にも重要な役割を」と、ジーンの恋人サイクロップスの葛藤を中心に物語が展開する。サイモンソンも「彼は人物を中心に描く。私も同じだから、気が合うの」と同意を示す。さらにクレアモントは「一番大切なのは、キャラクターを創る事。彼らがどれだけリアルか、読み手がどれだけ感情移入できるかが重要だ」と、特殊能力を持つミュータントが題材の一見共感性のない物語が、キャラクターによって共感できるドラマになるのだと語る。

クレアモントは突然かの有名なスタン・リーからの直電に驚いたと当時を振り返り、続けてスタンから「『マーベルで働くか?』と聞かれ『はい』と答えた」と二つ返事の快諾だったと述懐。そしてスタン独自の “締切厳守”“良い物を書く”“俺の邪魔をするな”という3つのルールがあったことを告白。そして「2つ守れば十分」だったとも明かしている。

制御不能な強大な〈ダーク・フェニックス〉の力を前に葛藤するジーンは、「苦しい状況に追い込まれてしまう。彼女は自分が唯一できる、償いの方法を選択する」と、自身の意思と反して仲間を傷つけてしまう彼女の下した“決断“を見届けてほしいと語る。サイモンソンは「スタンがジーンを好きなのは、試練の中で彼女が強く成長するから」だと、ジーンがお気に入りだったと語る。「『ダーク・フェニックス』は、誰の心にもある闇の部分だ。だからこそ楽しめる」と、X-MENの誰もが持つダークサイドが生み出すエモーショナルなドラマは、胸アツな体験になるとクレアモントが締めくくっている。

特別映像

「X-MEN:ダーク・フェニックス・サーガ」(5月31日発売/ヴィレッジブックス刊)
©2019 Marvel

映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』は2019年6月21日(金)より全国で公開!
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ソフィー・ターナー、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ジェシカ・チャステイン
配給:20世紀フォックス映画
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation