『X-MEN:ダーク・フェニックス』のワールドプレミアが6月4日[現地時間]に米ロサンゼルスで行われ、ソフィー・ターナーら豪華キャストが集結したほか、X JAPANのYOSHIKIがスペシャル・アンバサダーとして登壇した。
20年を超えるアメコミ作品最長シリーズ最終章の全世界公開が迫る中で行われたワールドプレミア。ロサンゼルスのTCCLチャイニーズシアター前には、新旧シリーズでジーン・グレイを演じたソフィー・ターナーとファムケ・ヤンセンをはじめ、ジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーX)、マイケル・ファスベンダー(マグニートー)、ジェニファー・ローレンス(ミスティーク)、ニコラス・ホルト(ビースト)、タイ・シェリダン(サイクロップス)、ジェシカ・チャステイン(謎の女)、アレクサンドラ・シップ(ストーム)、コディ・スミット=マクフィー(ナイトクローラー)、エヴァン・ピーターズ(クイックシルバー)、サイモン・キンバーグ監督、ハッチ・パッカー(プロデューサー)ら新旧シリーズ豪華キャスト・スタッフ陣が大集結、さらにX JAPANのYOSHIKIがスペシャル・アンバサダーとして登壇。会見場には、150を超える取材陣と、公開を心待ちにするコスプレしたファンが熱狂、シリーズのラストを飾る最終章にふさわしい大盛況のイベントとなった。
チャイニーズシアター前のハリウッド通りを全面封鎖し、Xという文字を囲むようにレッドカーペットが敷かれた会場。Xの文字上にはコスプレをしたファンが約150人、スクリーニングに招待されたファン900人、さらにレッドカーペットの外側には約1,000人を超えるファンが集結。初めにレッドカーペットに現れたのはタイ・シェリダン、ブルーのセットアップ姿のニコラス・ホルトや、コディ・スミット=マクフィーら。白いドレスでエレガントな装いのジェシカ・チャステイン、シックな黒のドレスに身を包んだジェニファー・ローレンス、マイケル・ファスベンダー、ジェームズ・マカヴォイと続々とメインキャストが登場し、大歓声で迎えられた。そして旧三部作ジーン・グレイを演じたファムケ・ヤンセンも赤いドレス姿で登場し、最新作の完成を祝った。最後に主演のソフィー・ターナーがシルバーとブラックの細身のドレスで姿を現すと、会場のボルテージも最高潮に達した。
主演を務めたソフィーは「これほど誠実で献身的なファンがいる作品に参加できてとてもうれしいわ。映画だけでなく、X-MENのコミックは何十年も、何世代もの人々に愛されている。これは人々の人生のようなもので、X-MENは自分の人とは違うところを利用するようになって、パワフルになり、スペシャルな存在になる。これは、若い人に聞かせたいすばらしいメッセージだと思うわ」とメッセージを送った。さらに旧シリーズでジーン・グレイを演じたファムケは、ソフィーにアドバイスを送ったかと問われ「最初は聞かれたけれど、彼女はもうすばらしい女優だから、アドバイスはいらないと答えたの。彼女はかわいいわ。これから新作を見るところで私はとてもワクワクしているわ」と最新作のジーンを絶賛、夢の2ショットが実現した。
マグニートーを演じたファスベンダーは「『ファースト・ジェネレーション』から始めたが、マグニートーの人生のさまざまな状態を演じることができて幸運だった。最初のエピソードでチャールズとエリックが初めて出会うところを演じ、マグニートーとプロフェッサーXというキャラクターを生みだすことができてすばらしいチャンスだった」と約10年間シリーズに携わることができた喜びを語り、ミスティークを演じたジェニファー・ローレンスは「2年ごとに同じキャラクターを繰り返すことになって、キャラクターと一緒に過ごしているようですばらしいわ。こういうシリーズを演じて気に入っているところは、キャストなの。みんなの顔を見たいと思うわ」と、シリーズを通して深まったキャストの絆をアピール。ヴィランとして初のヒーロー映画出演となったジェシカ・チャステインは「すばらしい気分だった。みんなはX-MENシリーズに取り組んで20年近く続いているから、本当の家族のようなの。『どうやってストーリーを伝える役に立てばいいかしら?』と思ったわ」と初挑戦への感想を述べた。
レッドカーペットには、LA在住であるX JAPANのYOSHIKIが参加。Xポーズを披露しながら各国のメディアのインタビューに流暢な英語で応対した。作品を見終えたYOSHIKIは「もちろん音楽もすごいですけど、特殊効果や編集がすごいですよね。業界の観点から見てしまいました」と感想を述べ、能力が気になるキャラクターについては「強い人が好きなので、ソフィー・ターナーかな」と明かした。日本のファンへのおすすめポイントについては「歴史のあるシリーズ最終章というのは結構大きいですね。X-MENについては何度かオファーをもらっていたのですが、今回コンサートツアーなどと日程がぶつかっておらず、今回自分がたまたまハリウッドにいたということで初めて実現して本当に良かったなと思います。これを観ると今までの作品の繋がりもわかりますし、そういう意味ではやっぱり観なくちゃいけない作品なんじゃないかなと思います。まあ、僕が観に来たくらいですから(笑)」と、ジョークを交えて語った。
レッドカーペットウォーキングを終えたキャスト、監督、プロデューサーは一旦バックステージに下がり、特設ステージにて、原作者のクリス・クレアモントが挨拶。そしてキンバーグ監督による一人一人の紹介でオールキャストが再登場。X-MENメンバーが終結し、フランチャイズのレガシーを祝った。
世界を危機に陥れる強大な敵とミュータントたちの時空を超える壮絶な戦いを描き、全世界で驚異の大ヒットを記録したメガヒット・シリーズ最新作。⼈類を救う戦いから10年―。巨⼤な脅威・アポカリプスへの壊滅的な⼀撃を与えたのは、サイコキネシスとテレパシーの特殊能⼒を持つX-MENのジーン・グレイだった。しかしジーンは、事故が原因でダークサイドが増殖、封じ込められていたもう一つの人格<ダーク・フェニックス>を解き放ってしまう―。ジーンを演じるのは前作に続きソフィー・ターナー、プロフェッサーX(チャールズ)のジェームズ・マカヴォイ、マグニートー(エリック)のマイケル・ファスベンダー、ミスティーク(レイブン)のジェニファー・ローレンスら豪華キャストが再結集。謎に包まれた女性キャラをジェシカ・チャスティンが演じる。
映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』は2019年6月21日(金)より全国で公開!
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ソフィー・ターナー、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ジェシカ・チャステイン
配給:20世紀フォックス映画
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation