樹木希林の世界デビュー作であり、女優としての最後の出演作となった映画『Cherry Blossoms and Demons(原題)』の邦題が『命みじかし、恋せよ乙女』に決定し、8月16日(金)より公開されることが決定した。

樹木希林、遺作にして世界デビュー作である本作。人生を見失った男が、日本で見つけた感動の真実とは―。ドイツ人監督ドーリス・デリエによる本作の主演を務めるのは、ドイツ人俳優ゴロ・オイラーと、日本人舞踏家の入月絢。酒に溺れ人生を見失ったカール(ゴロ・オイラー)と、かつて彼の父と親交があった日本人女性ユウ(入月絢)が、人生を取り戻すために共に旅をする物語。樹木希林は、カールが訪れる茅ヶ崎館の老女将役を演じている。本作は、2018年4月にドイツで、7月6日~16日に日本での撮影を実施。日本パートのロケは、主に神奈川県茅ケ崎市に実在する、有形文化財にも指定された旅館「茅ヶ崎館」で行われた。

今回本作の公開日、邦題が決定し、併せて予告編とポスタービジュアルと予告編が解禁された。予告編ではカールとユウの不可思議な出会いをはじめ、日本を訪れたカールを迎える老女将であり、海外作品初出演となった樹木希林の様子も映し出されている。また、「あなた生きてるんだから、幸せにならなきゃ駄目ね。」という、まるで樹木が今を生きる人すべてに向け放ったような重要なセリフも収められた映像となっている。

ポスタービジュアルは茅ヶ崎館の美しい庭を背景に、スノードームを見つめる意味深長な茅ヶ崎館の老女将(樹木希林)の姿と茅ヶ崎の海、そしてカールの生まれ故郷であるドイツの森の中で目を閉じるカールといった、三場面が組み合わさり物語性を感じられる1枚となっている。

予告編

ストーリー

ドイツ・ミュンヘン。酒に溺れ仕事も家族も失ったカール(ゴロ・オイラー)の元へ、突然、ユウ(入月絢)と名乗る日本人女性が訪ねて来る。風変りな彼女と過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるカールだったが、その矢先、彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜し訪れた日本で、カールがユウの祖母(樹木希林)から知らされたのは、驚きと悲哀と感動に満ちた物語だった―。

映画『命みじかし、恋せよ乙女』は2019年8月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開!
監督・脚本:ドーリス・デリエ
出演:ゴロ・オイラー、入月絢、樹木希林
配給:ギャガ
©2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG