『今日も嫌がらせ弁当』の親子限定試写会が6月15日(土)に都内で行われ、篠原涼子が登壇した。
今回行われたイベントでは、“お弁当を通じて親子の絆を深めていく”という作品のストーリーにちなんで、“親子”で参加する親子試写会として、小中高生の親子をはじめ、さまざまな世代の父子・母子が来場した。篠原は「塚本監督もお子様も見れる作品にしたいとおっしゃっていましたが、まさにそうなったと思います。いろんな年齢層の方に見ていただきたいと思います」と挨拶。八丈島でのロケについては「大自然に囲まれて、緑と青空と、そしてきれいな星空を見る生活を繰り返していると幸せな気分になりました。島の人もやさしいし、食事もおいしい。親子で行っても楽しめる場所です」とその魅力を語った。
篠原は本作の関係者試写を2回連続で見たといい、「自分が携わっていなくても見てみたいという作品です。全部おもしろい!どこっていうのがないくらい全部のシーンがお気に入り。またキャラ弁がCGに変化していくところも見ていて楽しいし、色合いがカラフルで、見ていて飽きないです」と熱弁。また、持丸かおりという役を演じるにあたって、「役作りはそんなに肩ひじ張らずにやった方がいいかと思ってやりました。がちがちに決めてやるよりも、その時の衝動的な気持ちを大切にしてやった方が作品に合うと思って」と役作りを明かした。
双葉を演じる芳根京子との親子役について、「撮影中は一緒にお話する機会がちょっとしかなくて、作品に影響しないくらいのとてもちょうどいい距離感でした。でも16歳のころから知っていて、本当の娘のようにかわいらしいなっていう気持ちでいました」と振り返った。本作ではお弁当を通じて親子の関係を作っているが、篠原自身の親子関係で気を付けていることを聞かれると、「コミュニケーションとスキンシップを取ること」と答え、「でも最近はスキンシップを取ろうと触ると、怒られるんですよ(笑)ちょっと反抗期がきちゃったのかなと思って少し寂しい。だから子どもが寝ているときにいっぱい触っています(笑)」と子どもとのエピソードも披露した。
親子試写会ということで、参加者の親子からのお悩みを篠原が答えるコーナーでは、母親から娘についてのお悩みや、6歳の女の子からは「ママに、怒らないでほしい」というかわいらしい質問などに篠原がアドバイスを送った。最後に篠原は「幸せな気持ちになって、心がほっこりした感じで劇場をでてくれたらいいなと思います。押し付けることもしませんし、みなさんも肩ひじ張らずに見れる作品になったと思います」と本作をアピールした。
八丈島に住むシングルマザーのかおりが、高校生の娘・双葉に仕掛けたお弁当をめぐる母娘バトルの実話エッセイの映画化した本作。お弁当に込められる、母からの愛情あふれるメッセージに誰もが心打たれる感動作。八丈島に暮らす主人公のシングルマザー・持丸かおりを篠原涼子が演じ、反抗期の娘・双葉を芳根京子が演じるほか、かおりのブログ愛読者で一児のパパ・信介に佐藤隆太、双葉の姉・若葉に松井玲奈、双葉が密かに想いを寄せる同級生・達雄を佐藤寛太が務める。監督・脚本は塚本連平がつとめ、八丈島の雄大な自然の中で暮らす登場人物をユーモラスに生き生きと描く。
映画『今日も嫌がらせ弁当』は2019年6月28日(金)より全国で公開!
監督・脚本:塚本連平
出演:篠原涼子、芳根京子、松井玲奈、佐藤寛太/佐藤隆太
配給:ショウゲート
©2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会