平田＆小池「一緒に兄弟ができたことを一生忘れません」―『劇場版ウルトラマンR／B セレクト！絆のクリスタル』舞台挨拶で“ロッソ”・“ブル”から“タイガ”へバトンタッチ

『劇場版ウルトラマンR／B セレクト！絆のクリスタル』のグランドフィナーレ舞台挨拶が6月22日（土）にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、平田雄也、小池亮介、井上祐貴、寺島拓篤が登壇した。

今回、ファンの熱い声援に応えて実施された『劇場版ウルトラマンR／B セレクト！絆のクリスタル』のグランドフィナーレ舞台挨拶には、ウルトラマンロッソ／湊カツミ役の平田雄也、ウルトラマンブル／湊イサミ役の小池亮介に加えて、7月6日（土）からスタートする新番組「ウルトラマンタイガ」より、主人公のウルトラマンタイガ／工藤ヒロユキ役井上祐貴、ウルトラマンタイガのキャラクターボイスを担当する声優の寺島拓篤が駆けつけた。

今回、久しぶりのイベント参加となった平田と小池。平田は「あっという間」と振り返り、小池も「どんな問でも一緒にいなきゃいけなかった（笑）」と笑いを誘いつつ懐かしんだ。「ウルトラマンR／B」を介して全国のイベントに参加したことで平田は「毎週土日は緊急報告をするのが続いていたので楽しかった」と明かした。この日はグランドフィナーレということで、お互いへのメッセージを記した野球のボールを用意。平田は「一緒に兄弟ができたことを一生忘れません」、小池は「おれの兄貴でいてくれてありがとう」と読み上げ、照れるしぐさを見せた。

そして、7月より新たに始まる「ウルトラマンタイガ」で主人公・工藤ヒロユキを演じる井上が登場。井上は「僕もルーブを見てきたので、カツ兄、イサ兄という感じで感動しました」と2人との初対面を喜んだ。そんな井上に平田も「一年前の気持ちがわかる」と笑顔で見守った。

これから放送が始まる「ウルトラマンタイガ」に対して、井上は「回を重ねるごとに絆が深まっていって、バディ感が強くなっていく作品を作れるように頑張ります」と決意を新たにした。

また、最後の挨拶となった小池は「最後だね」と一呼吸置き、「一年間ありがとうございました。楽しかったです！（前作の）ジードのホーム感に、一年後おれたちも同じ景色を見れるのかなと思ったんですけど、今日はたくさん支えてもらったんだと感じています」と笑顔を見せ、「ウルトラマンになる力を持っている持ってないに関わらず、大切な人を守りたいという思いは持っていると思うので、その気持ちを大切にして、みなさんも周りの人を手助けしてほしいと思います」とメッセージを送った。

最後に平田は、視聴者からもらった手紙の話を切り出し「ルーブで励まされた、生きる希望を見つけられたと書いてあって、それを読んだ時に何とも言えない気持ちになりました。この仕事をして、人気になりたい、芝居をうまくなりたい、もっとTVに出たい、この仕事がエンタメである以上そういうものがつきまとうと思います。でもそれを読んだ時に、人のためにこの仕事はあると思いました」と涙をこぼし、「僕たちの作品はこれで終わるかもしれないけど、みんなが大きくなってもずっと湊カツミであり続けます。何かあるときに、ふとウルトラマンルーブという作品があって、応援していたことを忘れずにいてくれると幸いです。我が湊家は永遠に不滅です！」と宣言し、最後は登壇者と観客全員で「オレ色に染め上げろ！ルーブ！！」と大盛り上がりでイベントは幕を閉じた。

『ウルトラマンR／B』はウルトラマンシリーズ初となる、兄・湊カツミ（平田雄也）、弟・湊イサミ（小池亮介）の兄弟がウルトラマンに変身、女子高生の妹・湊アサヒ（其原有沙）、服飾デザイナーで主人公たちの父・湊ウシオ（山崎銀之丞）、主人公たちの変身アイテム・ルーブジャイロとルーブクリスタルの研究をしていた母・湊ミオ（眞鍋かをり）たちとともに織り成す痛快で壮大な特撮家族ドラマ。劇場版では、兄・カツミが変身するウルトラマンロッソ、弟・イサミが変身するウルトラマンブルに加え、妹・アサヒがウルトラウーマングリージョに変身、さらに新キャラクターのウルトラマントレギア（CV：内田雄馬）が登場する。主題歌は、つるの剛士×DAIGOが担当。

【取材・写真・文／編集部】