ミュージカル「イノサン musicale」の記者会見が6月24日(月)に都内で行われ、宮本亜門、横内謙介、MIYAVI、深沢桂子、古屋敬多(Lead)、梶裕貴、武田航平、太田裕貴、浅野ゆう子が登壇した。
タイトルの「イノサン」とは、フランス語のInnocent(イノサン)、日本語で「無垢」を意味する。18世紀フランス革命で国王ルイ16世を処刑した実在の死刑執行人一族サンソンの長兄シャルル-アンリと妹マリー-ジョセフを圧倒的な筆致で描く歴史ドラマ。週刊ヤングジャンプ(集英社)で2013年より2015年まで連載され、現在は続編「イノサン Rougeルージュ」がグランドジャンプにて連載中。
会見に参加したのは、演出を担当する宮本亜門、脚本を担当する横内謙介、楽曲を提供するMIYAVI、音楽監督の深沢桂子、さらにシャルル-アンリ・サンソン役の古屋敬多(Lead)、Wキャストでアラン・ベルナール役の梶裕貴と武田航平、ルイ-オーギュスト(ルイ16世)役の太田裕貴、アンヌ-マルト役の浅野ゆう子らキャスト。
本作で演出を務める宮本は、原作について「大変美しい漫画。漫画を超えたアートだと思っています」と大絶賛する一方で「チャレンジ精神が強い漫画だと思っていて、それを舞台化するとどうなるか」と自身のチャレンジでもあったことを明かした。その宮本と同じく、「衝撃的でした」と原作への思いを明かしたMIYAVIは「(原作の)あの時代の生きるということへの渇望している人々のパッションを、自分もギターで表現できれば」と楽曲への思いを語った。
この日は登壇がかなわなかった中島美嘉とともにW主演を務める古屋は「イノサンという原作のすばらしさをステージで体現できるようにがんばります」と決意を口にし、演じるにあたっては「なんといっても美しさを常に意識しながら表現していきたいと思います」と語った。また、梶も「生々しく演じられれば」と人間らしさ、リアルさへの表現を口にした。
また、会見の前日である23日に竹達彩奈との結婚を発表した梶は「初仕事なので緊張しました」と明かしつつ、共演者との対面に「初めてお会いさせていただき、温かく迎えてくださってほっとしています」と笑顔を見せた。MIYAVIからは、ミュージカル初挑戦となる梶に対して「ステージからオーディエンスに向かって、人間力をぶつけてほしいと思います」とエールが送られた。さらに、MIYAVIからは夫婦円満の秘訣として「報告・連絡・相談」とアドバイスが送られた。
【取材・写真・文/編集部】
「イノサン musicale」は2019年11月29日(金)~12月10日(火)にヒューリックホール東京にて上演!