『ペット2』の吹替版完成会見が6月24日(月)に都内で行われ、設楽統、日村勇紀、佐藤栞里、永作博美、内藤剛志、伊藤沙莉、宮野真守が登壇した。

2016年に公開された『ペット』から3年。今回の会見には、前作に引き続きマックス役のバナナマン設楽統、デューク役のバナナマン日村勇紀、ケイティ役の佐藤栞里、クロエ役の永作博美、また前作とは違うキャラクターとしてセルゲイ役の宮野真守が日本語吹替声優を務めるほか、新たに参加するルースター役の内藤剛志、デイジー役の伊藤沙莉が参加した。

今回、3年を経て同じ役を演じることになった設楽は「(前作公開時に)『2』をやるよって言われて、『やったー!』ってなったんですけど、その段階で声のオファーがあるか心配だった」と笑いを誘いつつ、今回無事吹き替えを担当することに「ここにいれてよかったです」と安堵の表情を浮かべた。また、本作については「冒険、友情、成長物語とかいろいろなものが詰まっているのにスムーズに頭に入ってくる」と語った。同じく前作に引き続き出演の日村は「(自身が声を担当する)デュークは見事に成長している」と3年間の成長を喜び、本作について「今回はマックスの成長が見れるんじゃないかと」と語った。

2人の飼い主でもあるケイティを演じる佐藤は「前作でもケイティとの共通点があった」と振り返りつつ、本作ではケイティが結婚し、出産を経験していることで「どうやったら母性が出るんだろう」と悩んだことを明かしたが、実際演じてみると、マックスとデューク、そして息子のリアムがかわいくて「自然と母性がもれた。お二人のおかげで母になれました」と明かした。また、永作は「どうやったら出せるんだろうと悩むくらいまっすぐなマイペース」と自身の役を語った。

今回初参加となる内藤は、すでに設楽と日村の声が入った段階で収録を行ったといい「ついていくのが必死でした」と明かしつつも「本当の楽しかったです」と笑顔を見せた。そして同じく初参加で、今回声優に初挑戦している伊藤は「アニメの仕事をやりたいと思っていて、でもそんなに簡単なものじゃないというのはわかっていた」とあこがれを口にしつつ、今回オファーを受け「間違いじゃないかと思った」と明かした。

さらにイルミネーション作品では常連となっている宮野は、前作とは異なる役柄で、かつ悪役ということで「やったことのない声の雰囲気を経験させていただいた」と明かし、設楽は「変幻自在で何でもできる方」と称賛しつつも、今回の役柄では「ずっと続けるのが大変で、終わるころには声がかれちゃっていた」とその難しさを明かした。

会見では、新たに参加した2人のペットを写真で紹介。2匹の猫を紹介した内藤は思わずにやけてしまうほどで、猫のクロエを演じた永作は「優しく飼ってもらえるならいいですね」と笑顔を見せた。また、自身の犬を紹介した伊藤は、ほかの飼い主のところにもすぐに行ってしまうという性格を明かしつつ、「すごいんです!」とべた褒めの様子だった。

また、日村が昨年夏にニューヨークを訪れた際に、マックスとデュークのぬいぐるみを持参して、劇中シーンと同じ場所に置いて写真を撮ってきたことを明かし、「これは絶対やりたくて。この場所で撮るの大変だったんです!」と振り返り、設楽が「今度は(本作の舞台でもある)ニューヨークの近くの農場で撮らないと」とコメントすると、日村はスタッフに聞いたがわからないという回答があったことを明かしつつ、「今年の夏も行って撮りたいですね」と希望を口にした。

2016年の夏を席巻した映画『ペット』は、飼い主が留守にしている間、ペットたちは何をしているのだろう――誰もが一度は考えたことがあるペットたちの裏側の日常をユーモラスに描く物語と個性豊かで愛くるしいペットのキャラクターたちが話題となり、オリジナル・アニメーション映画史上最高の全米オープニング興収を記録した。最新作『ペット2』では前作で大好評だった吹替え版の主要声優陣が続投。主人公マックス役を設楽統(バナナマン)、相棒デューク役を日村勇紀(バナナマン)、2匹の飼い主ケイティ役を佐藤栞里、ペット仲間の太った猫クロエ役を永作博美が務める。

【取材・写真・文/編集部】

映画『ペット2』は2019年7月26日(金)より全国で公開!
監督:クリス・ルノー
配給:東宝東和
©Universal Studios.