『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』の完成披露上映会が6月25日(火)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、秋元真夏、梅澤美波、齋藤飛鳥、高山一実、与田祐希、岩下力監督が登壇した。

ドキュメンタリー映画第一弾『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』から4年。前作公開時にすでに乃木坂46のメンバーとして活躍していた秋元は「メンバーの関係性が密になった」と当時と今の違いを振り返り、本作では「乃木坂としての仲の良さや関係性が描かれている」と笑顔で語った。

齋藤は「1の時は個人個人に踏み込んでいたけど、今回はグループでいることの良さが出ている。同じグループのドキュメンタリーなのに違うものになるんだなと不思議な感覚でした」と前作との印象の違いを明かした。さらに、グループの仲の良さについて聞かれると、高山は「安心感がある」と笑顔で答え、その高山に「いいんだよ本音で!(笑)」と言われた齋藤は「好きだなと思いました。メンバーのことは・・・」と照れながら答えた。

一方で、前作ではまだ乃木坂46のメンバーではなかった梅澤は「乃木坂46のファンだったので、姉を連れて映画館に見に行ったんです。人生何が起こるかわからないなと思いました」、与田は「普通の中学生で、アイドルとは縁遠いというか・・・。テレビの中のキラキラした存在という感じでした」とそれぞれ当時を感慨深げに振り返った。

本作では、「カメラが被写体に近いものにしようと思った」と岩下監督が語っている通り、秋元も「怖いんです。どれだけ素が映されているのかと思うと」とリアルな乃木坂46がとらえられていることを明かした。齋藤も「無理してしゃべらなきゃということもなく、作ったりすることもなく。監督との会話で、私本当はこう思ってるんだということがあるくらい」と岩下監督に引き出された部分が多かったことを明かした。

それぞれの印象的なシーンを聞かれると、秋元は自身と生田絵梨花とのシーンを挙げ「私から生ちゃんへの思いだったり、生ちゃんから私への思いだったり、普段聞くことができない思いを語っているところ」と答え、「普段から仲がいいこともあって、そこを聞けたということがうれしくて、映画が終わった後に、すぐに生ちゃんに“生ちゃん!”って叫んでメールをしたくらい恋しくなっちゃった」と明かした。

また、高山はエンドロールのワンシーンを挙げ、「(齋藤飛鳥が)本を読んでるところ。あそこめっちゃかわいかった!」と大絶賛。齋藤は思わず照れ笑いを浮かべるシーンもあった。

さらに今回のイベントで、本作の予告編が解禁された。メンバーにもサプライズで上映され、映像を見た与田は「この数秒で涙が出そうになりました」といい、「(西野)七瀬さんの卒業は私にとっても大きなことで、ずっと泣いてるなって感じ。私がこの映画を初めて見たときも、スクリーンの中でも泣いてたんですけど、見ていても涙が止まらなくて。それくらい大きな存在。もう泣きそうです」と語った。

最後に斎藤は「今は変化がすごく大きいので、前に進もうとがんばってばかりいたなと思った。過去のことも岩下監督のやさしさで包んでいるので、過去を振り返ってもいいんだなっていう優しい気持ちになれた。みなさんもほっこりした気持ちで帰ってくれたらうれしいです」とメッセージを送った。

初となるシングルミリオンセールスや悲願の日本レコード大賞受賞など大きな飛躍を果たした2017年。個々のメンバーが様々なフィールドで活躍の場を増やす中、史上初の神宮球場と秩父宮ラグビー場の2会場同時ライブ開催、日本レコード大賞連覇という偉業を達成した2018年。そして、エース西野七瀬の卒業公演を経て、“令和”という新時代を迎えた2019年。本作は、多くの貴重映像とメンバーたちの証言でつむいだ乃木坂46の“いま”を知ることができるドキュメンタリー映画の最新作。

【取材・写真・文/編集部】

イベントで解禁された予告編

『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』は2019年7月5日(金)より全国で公開!
監督:岩下力
出演:乃木坂46
配給:東宝映像事業部
©2019「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会